3DS・PSVITA 携帯機ハード対決 第11ラウンドの結果と
ソフト・ハード週間販売ランキング

3DSのワンサイドゲームが続く

3DSが7.6万台、VITAが1.1万台の週販結果。

前週比-1.8万台（-19%）と販売数を減らすも、ハード53.4％のシェアを誇った3DSがトップを維持した。累計500万台の勢いは衰えることなく積み増していて、PS3の販売累計に着実に迫っている。
（このまま推移することは無いが、単純に週販4万台差を積み上げれば、3DSはPS3に1年で並ぶ。）
VITAは前週よりさらに1100台減らし、PSP以下の定位置から脱出できていない。
CM大量投入や事実上の2000円値下げの効果も今のところは見られない。


2/20～2/26のハード週販結果

機種	週間販売台数	前週比（％）	累計
3DS	76,322台	-18,345（-19.4）	510万
VITA	11,186台	-1,123（-11.7）	58万
PS3	27,111台	+5,118（+23.3）	770万
PSP	15,928台	+1,104（+7.4）	1847万
Wii	7,878台	+4（+0.1）	1231万

PS勢の新作がPS3・PSPの台数を牽引

「テイルズオブザヒーローズ」や「NARUTO」などの新作ソフト群がPS3とPSPの販売数増に繋がっている。
3DS「NEWラブプラス」は「ギャルゲー＝超初動販売傾向」は覆すことは無く、3DS販売台数は2週前の水準に戻る。
対するVITAには今週のベスト20位にソフトが見えず、苦難は続いている。


初週からの携帯機販売台数比較

11週目までの携帯機累計。3DSの価格改定まであと14週。改定後に3DSは販売数を上昇させているので、この段階で差を広げているVITAはシェア争いの面で苦戦している。


ソフト販売

順位	タイトル	ハード	週販本数	累計本数
1位	テイルズオブザヒーローズ ツインブレイブ	PSP	85,309	新作
2位	牧場物語　はじまりの大地	3DS	81,131	新作
3位	NARUTO -ナルト- 疾風伝 ナルティメットストームジェネレーション	PS3	65,758	新作
4位	僕は友達が少ない ぽーたぶる（限定版含む）	PSP	56,969	新作
5位	アスラズ　ラース	PS3	30,308	新作
6位	ねんどろいど じぇねれ～しょん（限定版含む）	PSP	21,991	新作
7位	スーパーマリオ 3Dランド	3DS	21,400	1,370,176
8位	マリオカート7	3DS	20,744	1,527,266
9位	モンスターハンター3（トライ）G	3DS	17,841	1,267,675
10位	アイドルマスター アニメ＆G4U！パック VOL.5	PS3	17,038	53,680

※数字は週販 参考サイト 4gamer.netゲームソフト週間販売ランキング＋


新作ラッシュでPSP・PS3好調

テイルズオブザヒーローズをはじめ新作が豊作の週になった。ナルトやはがないなどのアニメを原作にした作品も健闘している。

海外サイトでも賛否両論の怪作アスラズラースも若干物足りなくも有るが、3万で5位にランクインしている。
キャラ物や続編が多い最近のランキングで存在感を発揮できるか。次週以降も注目だ。

他には、新作に上位を明け渡すも依然ランクインしている3DS御三家の存在感が任天堂的なソフトの強さを表していて、対するVITAは20位以内からソフトを消している。ハードと同様の状況。

グラビティデイズは新しい体験をもたらすPSVITAの素晴らしいソフトではあるが、評価数の投票は単純に販売数の指標にするには多分にバイアスがかかっているのではないか。


PSVITA全世界で120万台達成

PSVITAの最大の目標の一つである海外展開について、SCEから全世界120万台販売の発表があった。
やはりホリデーシーズンに販売を開始できなかったことが痛い。
まずはPSPを超える販売を獲得できるのか。今後が勝負だ。

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