「社長が訊く」ワンダフル101の神谷英樹氏編公開! 岩田「新しい物はどうやって生まれる?」⇒神谷「正直よくわからないですね。」

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2024/11/24

「社長が訊く」ワンダフル101の神谷英樹氏編公開! 岩田「新しい物はどうやって生まれる?」⇒神谷「正直よくわからないですね。」

天才肌の直感クリエイター神谷英樹氏のキャラクターが良く分かる「社長訊く」

ゲーム三昧だった少年期からいい意味で変わっていない神谷氏の精神。
ツイッターで激しくユーザーを罵ったり、乱暴な面もある氏のどこか憎めないキャラクターが垣間見える。
今までの「社長が訊く」の中でもトップクラスで面白い。

努力は苦手だった

神谷

ＢＡＳＩＣ（※10）もちょっとだけやりましたが、
コツコツ努力するのが苦手なんで、
「これは自分には無理だ」って
すぐにあきらめてしまいました。
目標のためにがんばるというより・・・
あの、こんな夢のない話でもいいんですか？

作りながら気付きが発生する開発スタイル

岩田

ええっ、そうなんですか？
体験自体は未整理のままなんだけど、
試行錯誤しているうちに
昔の体験からヒントがみつかって、
照らし合わせながらつくるわけですか？

神谷

そうですね。
「あのゲームはこうだったから、こうしよう」
というように最初から考えを整理して
つくっていくんではなくて、
本当にその時にハッと気づいて
「あっ、だからあれはこうなっていたのか」
という感じです。そこではじめて、
「オレは遊ばされてたんだ」
というふうに気づくわけです。

岩田

はい（笑）。

三上真司氏（元カプコン、バイオシリーズの生みの親）への感謝

岩田

師匠が三上さんだったこと、ですか。

神谷

そうですね。そこは本当に、感謝しています。
おおげさじゃなくて、そうじゃなかったら
いまの僕はいなかったと思います。

その後神谷氏は「バイオハザード2」でディレクターを務めた時に作品の迷走という大きな失敗をし、作り直しをすることになる。それでも起用してくれた三上氏への感謝とそこで得られたものも大きかったようだ。

新しい作品のアイディアはどこから?⇒分からない

岩田

神谷さんは毎回、わたしから見て
まったく新しいものをつくり続けている
印象があるんですが、そのインスピレーションは
どこから出てくるんですか？

神谷

うーん・・・。
正直、自分ではよくわからないですね。
すみません（笑）。

岩田

いや、わりとみなさん自分のことを整理して、
語ってくださる方はけっこういらっしゃるんですが、
逆に「よくわからない」ということを
すぱっと言い切る方は、そうそういないです（笑）。

神谷

そうですよね。