他ハードへソフトを販売する事は「短期的な利益」にしかならないという見解
たびたび浮上する任天堂主要シリーズ作品を他のプラットフォームへ提供するという戦略案について、岩田氏は、もし自分が任天堂という会社を気に留めていな ければ採用する戦略だが、自らの仕事は短期的な利益を得ることではなく、任天堂の長期的な成長を確保することだと結論づけています。そして、こうした任天 堂の貴重な資産を提供することは考えられないと明言しました。
加えて、任天堂はとてもユニークな会社であるとも述べています。その理由として氏は、ソフトウェアとハードウェアのどちらも同じ社内で開発している点などを挙げ、このような条件が、任天堂が他の会社にはできないものを作りあげることを可能にしていると付け加えました。
http://www.inside-games.jp/article/2013/08/11/69428.html
サードパーティのロイヤリティは手放せないと言うところか。
任天堂も業界最大手のプライドもあるし、ハードウェアを捨てると言う事は会社にとって大きな決断になるだろう。
しかしこの提言が絶えないのは
・ハードウェアの逆ざや
・ソフトウェアは任天堂のタイトルのみがビッグヒットをする伝統
・最近発売のハードウェアの競争力の欠如
などがあるだろう。
ハードの普及が得られずヒットするタイトルはファーストタイトル中心の状況が続けば、プラットフォームを持つ事の旨みは少ない。
さらに岩田社長の言う「短期的な利益」というのも、任天堂のソフトウェアに競争力があるのか?という問題を語っているようにも捉えられる。
ライバルであるソニー、マイクロソフトが6-7年前に体験したHD開発に今現在難航している任天堂が他社ハードでソフトウェアを発売する事や、価格で競い合うスマートデバイスで安価にブランドを切り崩し消耗する事は難しいのかもしれない。
個人的には最近大手の海外サードが発言力を増すなかで、プラットフォームの再編は必要なのではないか? という思いがあるのだけど、任天堂は当面無さそうな反応で残念だ。
こんな余計な提言もWiiUが爆発すれば状況は反転するだろうし、勝負の年末に任天堂の放つ勝負球を期待したい。
ポケットモンスター X任天堂
プラットフォーム: Nintendo 3DS
2013-10-12
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