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円相場による好転もゲーム分野は148億円の赤字

平成26年3月期 第1四半期決算短信〔米国基準〕(連結)
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120130726000496.pdf

▲ソニー全社では売上高0.2兆円増、営利が300億円増と好転。
為替に加え金融、スマホの分野が好調


しかしゲーム分野は赤字拡大

 2012年度Q1 2013年度Q1
売上高1,1801,179
営業損失△35△148
原因は
・ハード販売の減少
・PS4の研究開発費
・前年のブルーレイの特許費用の戻し入れ
としています。

さらに今後の見通しで
ドル建てのハード製造の影響から大幅な損益拡大を予想しています。
ゲーム分野の売上高は、前年同期比ほぼ横ばいの 1,179 億円となりました(前年同期の為替レートを適用した場合、15%の減収)。前年同期に比べ、為替の好影響やソフトウエアの増収がありましたが、主に「プレイステーション 3」、PSP®「プレイステーション・ポータブル」及び「プレイステーション 2」のハードウエアの販売台数の減少により、売上高はほぼ横ばいとなりました。前年同期の為替レートを適用した場合の減収は、主に前述のハードウエアの販売台数の減少によるものです。なお、外部顧客に対する売上は、前年同期比 7.2%減少しました。
営業損失は、前年同期に比べ 112 億円拡大し、148 億円となりました。この大幅な損失拡大は、主に PS4TMの導入に向けた研究開発費の増加、及び前年同期にブルーレイディスク特許費用の戻し入れ益が含まれていたことによるものです。

■ゲーム分野
為替の好影響などにより売上高は5月時点の想定を上回る見込みです。
営業損益については、ハードウエアコストの米ドル建て比率が高く、米ドルに対する円安が損益に悪影響を与えることから、5月時点の想定から大幅に悪化する見込みです。なお、前年度比では大幅な増収、大幅な損益悪化を見込んでいます。


販売見通しでは
PS3+PS2が年間で1000万台
PSP+PSVitaが500万台の予測は変更していません。

4-6月実績では
据え置き機が110万台
携帯機が60万台
と低迷

▲ちなみにPS4は数字を公開していない。
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/financial/fr/13q1_sonypre.pdf


為替の余波がソニーにも。
ハード販売の面ではPS2、PSPと寿命を迎えつつあるハードをPSVitaが肩代わりするには荷が重かったと言う事でしょうか。
ソフトウェアも増収と言う事ですがこれらの要素が好転の原因になるほどは売れていない。

ゲーム分野は年末に大きく販売を伸ばす分野とはいえ、任天堂と共に厳しい数字。
PS4発売でどれだけソフトウェアの売上を伸ばせるかが鍵になりそうです。

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