最新作3DS「バイオハザードリベレーションズ」(
カプコン公式サイト2012/1/26)の発売を控え、本作ディレクターであるゲームクリエイター
中西晃史(なかにしこうし 元アクワイア、現カプコン所属)氏を代表作を例に紹介したい。
<自由度の高い世界感>
氏の関わる作品は自由度の高さが眼を引く。忍道 侍道の初期作品に顕著に現れている。
侍:どの勢力に加担しても、登場人物全員に斬りかかっても物語が進む箱庭は、当時としては斬新なゲームデザインだった。
PS2 PSP 侍(累計販売24.3万本/5.1万本)
侍道総合サイト内 侍ページ
忍道:天誅から続く和風ステルスの進化系。移動経路などの箱庭自由はもとより、侍道から得た「ハラキリエンジン」で各大名に加担して変化するストーリー。ストーリーを進めずいきなり天守閣に大名を暗殺しに行くことも
可能で遊び方の幅が広い。
PS2 忍道戒 公式サイト
<斬新なアイディアと多彩な作風>
時代劇のみに留まらずに「勇者のくせになまいきだ。」をリリースするなど作風も多様性に富んでいる。勇なまシリーズは当時流行していたビオトープから着想を得て、生態系の概念を取り入れたディフェンスゲーム。
PSP 勇者のくせになまいきだ。 公式サイト (販売累計13.8万本)
勇者のくせになまいきだ。公式インタビューより
「忍道 戒は、まあこちらが思っているほどには売れなかったんですよね。でも、熱烈に支持してくれる人はたくさんいたんですよ。この人たちが欲しがっているものを、(中略)作れないか?」という思いから様々な企画を経て勇なまが生まれた。インタビューは必見です。
企画書
今後カプコンに移籍した中西氏が作るバイオハザードはどんな出来になっているのか、新規IPでどんな作品を発表するのか、注目していきたい。
関連記事
[3DS バイオハザード リベレーションズ 新情報公開!]
バイオハザードリベレーションズ
3ds biohazard revelations
2012年01月26日発売
中西晃史 代表作
株式会社アクワイア
立体忍者活劇 天誅(1998年2月26日 PS)グラフィック
立体忍者活劇 天誅 弐(2000年11月30日 PS)キャラクターデザイナー
侍(2002年2月7日 PS2)監督
侍道2(2003年10月9日 PS2)企画原案
サムライウエスタン 活劇侍道(2005年1月1日 PS2)プロデューサー
忍道 戒(2005年11月10日 PS2)ディレクター
忍道 匠(2006年3月30日 PS2)ディレクター
忍道 焔(2006年10月26日 PSP)ディレクター
勇者のくせになまいきだ。(2007年12月6日 PSP)ディレクター
株式会社カプコン
バイオハザード5(2009年3月5日、PS3・Xbox 360・Win)ゲームデザイン
バイオハザード リベレーションズ(2012年1月26日、3DS)ディレクター