ビジネスジャーナルが任天堂新型機「ニンテンドースイッチ」(2017年3月発売予定)の記事を公開。ゲームアナリストの言を引用した体で新型機の展望と任天堂の体質を分析。
以下概要
・任天堂はキャラクター版権ビジネスに舵を切っている
・ニンテンドースイッチはライト層/コア層両者に訴求しない「中途半端で期待はずれ」市場の反応も冷ややか
・この窮地は任天堂の旧態依然とした体質が招いている
「任天堂は、かつての成功体験から抜け出せず、利権を独占することしか考えていない。これでは、一般のユーザーはもちろん、ソフトメーカーからも見放されてしまうのは当然だ」
・スイッチのゲームカード採用も自社利益の為
「任天堂は、メーカーに開発機材を売りつけ、ライセンス料を取り、ソフトの製造まで独占的に受託していました。実質的に、ゲームそのものが売れなくても利益を確保できる構造になっているのです」
中略
「ニンテンドースイッチも、ソフトは『ゲームカード』という独自規格で供給すると発表されました。ダウンロード版での供給もあるでしょうが、いずれにせよ、これはユーザーの利便性のためではなく、任天堂の利益率を高めるための仕様です」
・独自仕様の参入障壁に加え定番ソフトは任天堂開発、アイディアを持つメーカーは収益性の高いスマホに流出
ニンテンドースイッチは、「固定ユーザーが喜ぶシリーズものが出揃ったら終わり」
http://biz-journal.jp/2016/12/post_17432_3.html
一般メディアがゲハ記事でアクセス数増加を理解し始めている証のような記事。
しかし最近の任天堂を取り巻く評価をかなりおさえています。
確かに携帯機は特に本体の価格を抑えるためにACアダプターの別売りなど様々な手を尽くしている印象。(ソニーのPSVitaも自社規格のメモカで利益を得ようとしていました)
また近年の任天堂から「独創」的なデザインが生まれていないのも事実。
スイッチの将来性については年明けの発表会までは待ちたいところですが、横井軍平氏や宮本茂氏の全盛期の様なハードソフト両面の驚きが少ないように思います。
ポストミヤホンの登場が待たれます。
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