数日前に話題になったみずほ産業調査部の資料
ハードの分類からメーカー勢力図、流通の仕組に国内外の歴史のあらましまでとゲーム産業に関係するほぼ全ての事象が簡潔に綴られています。さすが。
産業分析の結論としては
・国内CSメーカーの競争力低下が進行。
(スマホ登場、海外メーカーの台頭、開発費高騰、国内市場縮小などが起因)
・モバイルゲームも高品質低価格な海外製の流入など競争激化
・ハードの垣根が無くなり競争環境が激変する可能性
としています
さらに
将来への提言としては
・国内メーカーの更なる再編による財務/開発基盤強化
・柔軟な資金調達や人材教育を可能にする政策支援
・海外企業買収でゲームの地産地消
などを挙げています。
ゲーム産業分析(PDF)
http://www.mizuhobank.co.jp/corporate/bizinfo/industry/sangyou/pdf/1048_03_05.pdf
コンテンツ産業分析全文(PDF)
http://www.mizuhobank.co.jp/corporate/bizinfo/industry/sangyou/pdf/1048_all.pdf
興味深いのはハード別の客層分析
任天堂ハードがスマホにライト層食われてるんだろうなぁと想像できる図
意外に子供はスマホにいないのかな。
国内主要メーカーのゲーム売上比率
比率が低い会社の方がCS事業継続に冷静ですね
不況知らずと言われたゲーム産業も今や先行き厳しい状況。
今後は開発が複雑化していく中でメーカー間の協力も必要になって来そうな風潮です。
顔の広い襟川社長擁するコエテクにはチャンス到来なのかも?
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