質疑応答が公開
長いので要約
■WiiU生産台数と損益、ソフトについて
在庫は360万台以下で多少は生産を予定、逆ざや分の損失は前期で計上しているので損失はほぼ無い。
ソフトがあるからハードが買われるという認識には変わりは無い。
■中期的な計画
再来期(2017年3月期)には新規事業が収益の柱に育ってくるイメージ
■投資の優先順位
「任天堂らしい利益水準」には2年ほど必要、キャラクターIPは今期、QOLは来期から開始、スマートデバイス活用は今期。
■次世代ハードの導入時期
開発は常時しているが明言はできない。現行ハードの価値を上げなければ次も買われない。
■組織改革の計画は
(据置機と携帯機の)ハード開発部門をすでに統合、運営方法も改革の最中。
ソフトとハードの部門拠点も開発棟で集約、6月に引越し。
3月に社長直轄の部署「ビジネス開発室」を新設、新事業の社内外の要に。
■ゲームで「任天堂らしい利益水準の達成」は無理なのか
新規事業は収益の安定化のためで、ゲームに悲観しているわけではない
■新興国の開拓
新興国のニーズに合わせた機能・価格を提供する必要があり、今期の具体案は無い。
中国は現在研究中
■3DS/WiiUの販売目標は来期以降伸ばすのか、低くするのか
3DSは販売増を目指し、WiiUは収支のバランスを重視。
ピークアウトとは決め付けていない。
http://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/140508qa/index.html
QOLの具体性が無い事は今までどおり。
今期販売目標の360万台をまかなえるWiiUの在庫は重く、追加生産の目処についても頭が痛い問題。さらにすでに生産が止まっている事も伺える。
あっさり次世代機に移行するのも選択の一つだ。
とにかくWiiUソフトが用意できない現状はWii全盛期にHD開発への投資を怠った結果と批判されても仕方がない。
今は150億円の研究開発費が実を結ぶのを待つしかないのか。
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