3DS・PSVITA 携帯機ハード対決 第12ラウンドの結果と
2/27～3/4 ソフト・ハード週間販売ランキング

3DS強し VITA1万台の土俵際

3DSが7.1万台、VITAが1.0万台の週販結果。

3DSは前週比-0.6万台（-7%）で数を減らすも、ハード40.7％のハードシェアトップを維持した。
VITAは前週よりさらに1200台（-10％）減らし、好材料が見出しにくい販売数。
PS3が前週より3.8万台（+140%）増で好調。シェア37.5％。

2/27～3/4のハード週販結果

機種	週間販売台数	前週比（％）	累計
3DS	70,744台	-5,578（-7.3）	517万
VITA	10,023台	-1,163（-10.4）	60万
PS3	65,116台	+38,005（+140.2）	777万
PSP	15,715台	-213（-1.3）	1849万
Wii	8,111台	+233（+3.0）	1232万

ワンピース海賊無双単体でPS3の販売台数を急増させた

PS3の新作「ワンピ無双」の同梱版と同時購入のみでハードの販売も脅威の3.8万台押し上げた。
強力なソフト一本で形勢を大きく変えてしまういい例だ。
VITAには先週同様ベスト20位にソフトが見えず、苦難は続いている。
3DSは販売数を堅持している。


初週からの携帯機販売台数比較

（単位：1000台）
発売以降12週目までの累計。3DSの価格改定まであと13週。VITAの窮状を救うのは誰か。それとも・・


ソフト販売

順位	タイトル	ハード	週販本数	累計本数
1位	ワンピース 海賊無双（限定版、同梱版含む）	PS3	655,774	新作
2位	マリオ＆ソニック AT ロンドンオリンピック	3DS	43,155	新作
3位	牧場物語 はじまりの大地	3DS	27,378	108,509
4位	グレイトバトル フルブラスト（限定版含む）	PSP	24,289	新作
5位	シアトリズム ファイナルファンタジー	3DS	21,540	99,532
6位	マリオカート7	3DS	18,945	1,546,212
7位	NARUTO -ナルト- 疾風伝 ナルティメットストームジェネレーション	PS3	17,917	83,675
8位	スーパーマリオ 3Dランド	3DS	16,142	1,386,318
9位	モンスターハンター3（トライ）G（同梱版含む）	3DS	15,836	1,283,511
10位	テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイヴ（限定版含む）	PSP	12,358	97,668

※数字は週販 参考サイト 4gamer.netゲームソフト週間販売ランキング＋


文字通り“ワンピース無双”の週販結果

ワンピース海賊無双が人気の無双シリーズとジャンプの大看板「one piece」の相乗効果で大爆発した週だった。真･三國無双３（PS2/初週72万本）以来のシリーズトップクラスの出足だ。以下の表を参照

▲PS3無双シリーズの販売本数（数字：ゲームデータ博物館）

一極集中の余波か2位以下のソフトが軒並み寂しい販売数なのが見え、メーカーが続編やブランドに固執している理由の証明になってしまった週販結果でもあると言える。

2/16発売のバイナリードメインが累計9.5万本で14位と新規IPとしては健闘している。損益分岐には到達していなそうだが今後の発展に繋がる結果かどうか。（amazon賛否が割れるBD評価）

3DS御三家が依然健在でハードと相互関係を築いている。牧場物語が歴代シリーズ最高の初動を叩き出している（現在累計11万本）。このまま3DSの大波に乗って累計30万本の「キミの育つ島」（DS）に迫れるか見ものだ。3DSソフトは今週大きなヒットは無いが10位以内に6タイトルを揃える。

参考：YSO団青春日記　牧場物語


VITAと3DSの今後の見所

パルテナ・ファイアーエムブレム・マリオテニスなど目玉ソフトラッシュが続く3DSの一強は短・中期で覆ることは無さそうだ。この勢いは継続していく。

対するVITAはCM投入や実質値下げの他にも、「PS suite」（Wikipedia）の提供や「ようこそゲーム天国」の発表など話題を欠かさない。これらのテコ入れからユーザーにいかに現実的なメリットが伝えられるかが鍵だ。

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