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稲船敬二氏が作り出す“真実の魔法”世界。その一部が公開される。

●ご都合主義ではない、“真実の”魔法――何を選択し、何を犠牲にするのか。
 新作Vita用ソフト『SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)』の新たな情報が公開された。今回は、世界の“ルール”や“犠牲と生贄”、“禁術”エクスカリバー、サラマンダーなどを紹介していこう。


■世界のルール(Rules of the World)

この世界は魔法の力が席巻している。それも、杖を振るだけで奇跡を起こせるような、ご都合主義の魔法ではない。代償あるがゆえの魔法である。力を得るためには、必ず相応の代償を差し出さなければならない。闘いの中で、もっと強大な魔力が欲しくなるだろう。ときには、体の部位。そして生命までを代償に最強の魔力を手に入れることを迫られるだろう。しかし、もし、強大な敵を倒すために差し出すべきが仲間の生命だとしたら――? 魔法使いは、つねに真の覚悟を持たなければならない。そう、本当は、魔法とは残酷なものなのだ。

■“真実の”魔法使い
 

今まで普通に考えられていた“魔法使い”……呪文を唱えるだけの弱々しい人間は、本作にはいない。命を懸け、“犠牲と代償”を払う覚悟を決めた“真実の”魔法使いだけが存在している。魔法使いたちは、身の回りのものを“供物(くもつ)”として犠牲に捧げることで、その右手から魔法を発動させる。供物に制限はない。ときには仲間を生贄にしたり、自らの肉体すら捧げ、強力な魔法を発動させて、魔法使いたちはみずからの目的を果たす。

 

■“真実の”葛藤

生きていく中で、人は常に“選択”することを求められる。また、何かを成し遂げるには、相応の代償を払わなければならないのが理だ。いままでゲームで表現できなかったこのエモーショナルな部分に、本作はスポットを当てている。この世界には、欲に負け、魔法の使いかたを誤り、魔物に堕ちてしまった“元人間”たちが、数多くいる。魔法使いたちは、魔物を駆除する使命を受けているが、彼らを“救済”することもできる。しかし、誰かを助けることは、他の誰かを殺すことになるかもしれない……。誰を救い、何を信じて生きるのか。プレイヤーは“真実の”葛藤を迫られることになる。

 

■供物を用いた魔法 -岩を使った場合-
 

魔法使いは、さまざまなものを供物として用いる。岩や溶岩から、鎧を生み出すことも、あるいはゴーレムを生み出すことも可能だ。貴重な供物ほど強力な魔法が放てる。ただ、魔法を用いた犠牲として、供物は消費される。使いどころは考えねばならない。プレイヤーはここでもまた、選択を強いられることになる。

 

■禁忌とされる魔法 -禁術-
禁術とは、仲間を生贄にしたり、自分自身を犠牲にして発動する強力無比な魔法である。

<エクスカリバー>
   
自身の脊髄と内臓を引き出して、敵を貫く最強の剣へと変える禁術エクスカリバー。内臓を失ったプレイヤーは、発動後死亡する。

<サラマンダー>

体を燃焼させ、燃え盛る炎をまとう。業火を自在に操れるようになるが、術者には大やけどを負う覚悟が求められる。


■モンスター紹介 -サイクロプス-
その鍛冶屋は優秀だった。ただいつも2番目だった。
ライバルの作る武器に嫉妬し、その欲望の大きさゆえに魔法の力へ溺れていく。
自らの片目を代償にして、最強の槍を生み出した。
その結果、肝心の鍛冶屋本人は、欲望を叶えた代償として異形の魔物へと変化した。
それが本作のサイクロプスである。

通常のファンタジーではひとつの大きな目が特徴の巨人として描かれるサイクロプスも、本作のコンセプトを反映させると、嫉妬深さと自己顕示欲が肥大化して生まれた魔物となる


引用:ファミ通.com

ダークヒーローなイメージで中二感がテンコ盛りです。カッコいい!
強い攻撃には代償が必要で、仲間や自身の犠牲を必要とするシステムは発表会説明からのブレはない。
犠牲を払うことでゲーム内のバランスがどう変化するのか、プレイする上での緊張にどうやってつなげているのかが非常に気になります。
単純なHPとMPの統合でない新しい価値観が作られてるといいな。

SOUL SACRIFICE 公式サイト

PSVita
2012年冬発売予定


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