任天堂のOBがセンター長を務める立命館大学ゲーム研究センター客員研究員 矢田真理氏が東洋経済オンラインでPSVRを批判。
以下概要
・ソニーの牽引役である新型ゲーム機器「PSVR」に新規性はあるのか
・答えはノー。20年前の業務用機に既にVR機は存在
・異次元の空間体験は出来るが「斬新な面白さ」について問えば答えはノー
・本体と合わせれば8万円の機器は普及しにくい
・完売続きだが品薄商法で損を抑制と推測
・ソニーにあるのは高い技術だけ、ゲームの面白さに進化はない。創造性に課題
ソニーお得意の「高精細で映画的なゲーム」への没入感を高めるために、採用したのがVRの技術であったということだけのような気がする。
中略
今のソニーの課題は、オリジナリティ、ひとひねりした工夫、クリエイティビティである。たまたま、現在、欧米でPS4の販売が好調なため、「今、ソニーの中で最大の成長牽引事業」なのであろう。しかし、これらの課題を解決していかない限り、成長分野と位置付けたゲーム事業のさらなる拡大は難しいと思われる。
・ポケモンGOの様な今までになかった感がない
プレステVRもそれなりの面白さはある。だが、比較するのは、ソニーとしては嫌かもしれないが、「ポケモンGO」のように、いままでに全く存在しなかったゲームの面白さではない。
中略
任天堂の「ポケモンGO」はオリジナリティがある。すなわち、携帯電話のGPS機能をフルに活用し、それとARを組み合わせることにより、それまで存在しなかった「斬新な面白さ」を実現することを可能にし、世界の人々を魅了した。
http://toyokeizai.net/articles/-/142999
VRは確かに新しいものではありませんが、ARやIngressも任天堂が生み出したものでもありません。
矢田氏のポジションありきのぶっ飛んだ内容で記事コメントもファン界隈でも話題の人物として脚光を浴びています。
この小中華思想とも批判される関係者の「任天堂を非難してはいけない空気」が最も創造を阻害していると思います。
最近の任天堂は山内社長の「これからはソフトや」や「携帯ゲーム機なんて携帯電話に取って代わられる」に逆行するギミックハード、携帯機集中など心配な舵取りをしています。