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『今なぜ世界で人気? ニッポンの“歌姫”」
先月、発表した曲が世界中で大きな話題となった、バーチャル・シンガー"初音ミク"。
往年の名曲が欧米でヒットしている由紀さおりさん。この"二人"に共通するのは、日本語の歌が受け入れられたこと、そして歌謡曲やアニメなど日本が独自で育んできた文化や技術が評価されていることです。
"二人"の活躍から、最近元気のないニッポン再生のヒントを探ります。
なぜ?今「日本語」の歌が海外で人気なのか?
日本の曲やキャラクターは、世界で通用するのか?
製造業などに元気のない日本。文化やアニメなどは新たな産業となるのか?
▲解説によるとミクの曲数はなんと3万6千曲ある(!)そうで、それらの動画数は11万本との事。
廃れないミクの強さはここにも原因がある。万のクリエイターによる創作。
ちなみにニコ動の1日の再生回数は9600万回、youtubeの再生回数は全世界で40億回だそうだ。
▲出演者の未知のコンテンツに対する嫌悪感も表われていた。
初音ミクは現代のイコンか社会を蝕むおたくウイルスか。
番組では日本の新しい、“世界で戦える商品”について語られていたが、今のエンタテインメント商品は商品そのもの制作が商売になると言うより、番組でも紹介のあったニコニコ動画やyoutubeをはじめとした交流や発信のための「場所」の提供に移行していくように思える。
携帯電話が本格的に普及し始めた15年位前から変遷を重ねてはいるが、繋がりや交流の場所を提供するサービスは膨張し続けている。
初音ミクに話題を戻すが、これは現代の擬似宗教なんじゃないかと思う。iPodと同じく新しいスタンダードは常に更新されていて(中世の宣教師が世界中を旅するように)、新しいネットワークの上で繁栄するために生存競争している。
初音ミクは淘汰の圧力に耐えられるのか。今後の発展方向も含めて目が離せない。
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