売上減、為替差損の窮地をマ軍株売却でしのぐ

任天堂が平成28年度第2四半期決算短針を発表

売上高：1368.1億円（前年比 △33.0％）
営業利益：△59.5億円（前年 89.8億円）
経常利益：△308.8億円（前年 164.4億円）
四半期期純利益：383.0億円（前年比 234.0％）

売上総利益は615.8億円（前年 936.9億円）
持ち分法による投資利益（ポケGO関連?）が120億円計上
為替差損が399.1億円
有価証券売却益（マリナーズ株売却）が627.7億円

研究開発費：　285億円（前期 289億円）
広告宣伝費：　135億円（前期 215億円）


【通期業績予想の修正】
売上高：5,000億円⇒4,700億円
営業利益：450億円⇒300億円
経常利益：450億円⇒100億円
純利益：350億円⇒500億円


【ハード/ソフト販売】
（期間 16年4月1日～9月30日）

●WiiU
ハード販売　56万台 （前年同期 119万台）
ソフト　830万本 （前年同期 1237万本）

●3DS
ハード販売　271万台 （前年同期 228万台）
ソフト　1,923万本 （前年同期 1,920万本）

※3DSのバージョン別販売
　new3DS： 27万台
　new3DSLL： 154万台
　3DSLL： 3万台
　2DS： 85万台
　3DS： 2万台


主なソフト販売
アミーボ）：フィギュア型が380万体 / カード型170万枚

通期予想
（3DSハードを500万台⇒600万台に引き上げ、
WIiUソフトを1,500万本⇒1,400万本に引き下げ）

3DS　ハード600万台 / ソフト5,500万本
WiiU　ハード80万台 / ソフト1,400万本


【地域別売上高】

日本：395.0億円 （前年同期 595.0億円）
米大陸：543.9億円 （前年同期 884.1億円）
欧州：373.3億円 （前年同期 482.9億円）
その他：55.9億円 （前年同期 79.8億円）


https://www.release.tdnet.info/inbs/140120160916495761.pdf
https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2016/161026_2.pdf
https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2016/161026_3.pdf

---

毎度厳しい任天堂の決算発表。
WIiUの出荷がなくなったことで昨年の売上からさらに3分の1が減少。
3DSもハードを伸ばすが中身は2DSに代わっているため売上にはつながっていない。
下方修正した予想をさらに下振れしそうな勢い。

ちなみにニンテンドースイッチは3月に200万台出荷を想定すると君島社長が発言しているとか。
スイッチとスマホでの逆転ホームランを待つしかないのか。


関連記事
任天堂16年度Q1決算　減収、51億円の営業損失、350億円の為替差損で386億円の経常損失に