『【任天堂】経営と事業の抜本改革を遅らせる分厚い内部留保が生んだ楽観主義』と題して
ダイヤモンドが任天堂の現状と、その理由を分析しています。
以下概要
■苦境に陥った任天堂
・任天堂は3期連続の赤字で浮上のきっかけがつかめていない
・満を持して投入したWiiUも計画を大幅に下回る事態
・前期も1000億円の営業利益目標も464億円の赤字に
・これは発売2年目に台数を売り普及させる勝利の方程式の崩壊
・コミットメント(公約)の未達についても独自の解釈で辞任を否定
■なぜ任天堂から危機感が伝わらないのか
・1兆3579億円(14年6月末)の分厚い内部留保、自己資本比率も88%
・金融機関をはじめとする外部の介入が出来る隙がない
・外部の目が届きにくい環境で改革の自立機能が機能不全に
・前の社長交代から12年経つ今後継者がまともに育っていない
http://diamond.jp/articles/-/58311
非常に辛辣な記事。
借金が無い事は自立した経営が出来るメリットもあるが、迷走した時に意見する役割が一つ減っていると言う論調。
株主総会も“ファンの集い”のような独特な雰囲気なのも閉塞した環境の一つのように見える。
直前の宮本専務のインタビューも現状から逸脱した方針は見えない。
QOLの発表まで今後数年間は変わらないのだろうか。