ネガティブな扇動が溢れ返るなか、メディアが海外掲示板に釣られた結果に
「AmazonがPS4の出荷停止」デマの疑い濃厚 GIGAZINEが海外ネット書き込みに釣られた?新型ゲーム機「プレイステーション4(PS4)」が2013年11月15日に米国とカナダで先行発売され、発売初日で100万台(ソニー・コンピュータエンタテインメント発表)を売り上げる好調ぶりを見せている。
大人気の反面、ネット上では早速購入者から初期不良の報告が書き込まれている。そうした騒ぎの中、ニュースサイト「GIGAZINE」が海外掲示板の書き込みに釣られたと見られる記事を掲載したとして話題だ。
「SONYはPS4の生産ストップしている」Amazonオペレーターが回答?ツイッターでは「#PS4broken」「#brokenPS4」というハッシュタグが作られ、PS4の不具合や欠陥が共有されているが、中でも「Blue Light of Death(BLoD)」という現象が多く報告されている。
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この騒ぎを受け、GIGAZINEが11月18日に「PS4に初期不良出まくりでAmazon出荷停止へ、『ブルーライトデス現象』が不具合の多くを占める」という見出しの記事を公開した。
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Amazonオペレーター「PS4の出荷は止められていない」GIGAZINEが記事に引用した「あるユーザー」のAmazonとのやり取りは、海外のゲーマーが集まる掲示板「NeoGAF」に投稿されたスクリーンショット画像を元にしている。初期不良のためにAmazonがPS4の出荷を止めているという情報源はこの画像しかなく、NeoGAFでも「このやり取りは本当なのか、ねつ造ではないのか」などと疑問視されていた。
やがて「GIGAZINEがねつ造に釣られている」として騒ぎになり、11月18日21時までにいったん記事は削除された。
その後、21時20分頃には改めて記事が公開されたが、見出しから「Amazon出荷停止へ」という部分が削除され、「PS4に初期不良『ブルーライトデス現象』が発生、Amazonレビューは混乱状態に」に変更。記事ではAmazonのカスタマーサービスとユーザーのやり取りを引用しつつ、「このやり取りはねつ造であるとされている」という記述が加えられた。「内容を修正した」との注意書きはない。
ちなみにJ-CASTニュースの記者が11月19日、
Amazon.comのチャットサポートで「ソニーがAmazonに出荷を止めるよう指示したのは本当か」と質問したところ、「PS4の出荷は止められていません」との返答を得た。現在は在庫切れで、入荷を待っている状態だという。http://news.livedoor.com/article/detail/8267352/
件のNeoGAFから引用された偽造と思われるリーク画像
GIGAZINEの発端になった元記事
訂正前記事訂正後記事
初日100万台の実売が発表され、ユーザーが一気に増えた販売ですので、もちろん実際に故障している方も少なからずいるものと思われます。
一般的な家電の初期不良は3-5%とのことで、PS4の不良が仮に3%でも100万台のうち3万台のユーザーが不満を口にする可能性があるということです。
ちなみにXbox360の集団訴訟にまで発展した初期不良は電化製品の保証サービスの最大手SquareTradeによると16.4%(
http://ja.wikipedia.org/wiki/Xbox_360)だそう。
匿名で参加できるアンケートや掲示板を根拠に4-5割が故障などの書き込みも散見されますが、発売からすでに5日が過ぎているなか大手小売が回収に向けた声明を出していない現状では考えにくいでしょう。
以下は米アマゾンのレビュー推移
一般的な商品のレビューとは異なる評価の偏りが興味深い。
非購入者でもレビューが書けるアマゾンの問題点でもあります。
11月16日
17日
19日
http://www.amazon.com/PlayStation-4-Launch-Edition/関連記事
PS4の故障問題を私たちは心配するべきか