平成26年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
任天堂株式会社
▲売上高は前年比で約44億円(2.2%)減の1,966億円
営業利益は233億円の赤字だが前年からは改善
http://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2013/131030.pdf
2013年度第2四半期ハード/ソフト販売3DS ハード:249万台ソフト:1637万本WiiU ハード:30万台ソフト:527万本3DSは国内中心に好調「トモダチコレクション 新生活」が国内163万本
「とびだせ どうぶつの森」が201万本(世界249万本)
前期からの「ルイージマンション2」に、マリルイRPG,ドンキーコング3Dなどが堅調
WiiUは主力ピクミン・ゼルダHD投入も苦戦※米大陸地域でWiiUのソフトが他地域に比べて高いので本体同梱の「ニンテンドーランド」が計上されていることが推測されます。
ダウンロード販売は上期で114億円ソフトウェアの総売上が約1044億円なので、大雑把に1割前後か
※DL専売タイトルとDL販売のないパッケージタイトルとの割合は不明です
ざっと損益を見ると、
売り上げ減少の流れは変わっていないが売上原価は220億円削減と原価圧縮への改善は継続している。
しかし、広告費とWiiU向けの研究開発費の名目で販管費が120億円増となっています。
経常利益が黒字化した主な理由は為替差益ですね。
貸借では棚卸資産が390億円増加しており、WiiUの在庫が重い印象
2013年上期上=昨年度 下=今年度(単位100万円)売上高200,994196,582売上原価156,648134,539販売費及び一般管理費73,50685,321為替損益▲23,27318,360
依然厳しい状況です。
予想の修正を行わない理由に秘策があるのかは不明ですが、1000億円の営利獲得はかなり難しいと思われます。
個人的にはWiiU活性化には今年の年末が最大にして最後のチャンスかと思っていたのですが、3DSのような強烈な施策には踏み切らずに年末に突入するようです。
予想説明にも新作は「マリオ3Dワールド」、「Wii Fit U」「Wii Party U」と既出タイトルのみで展開、ハードの製造コスト圧縮とダウンロード販売が主な主張。
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