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任天堂と岩田社長の命運をかけた反抗の1年の始まりか

 純利益見通しは、ブルームバーグ・データによるアナリスト19人の予想平均 508億円を上回った。営業利益予想は岩田聡社長が1月に掲げた目標と同じ1000億円。前提の為替レートは1ドル=90円と、1ユーロ=120円。

ゲーム機の販売計画は昨秋発売の「Wii(ウィー)U」が900万台(前期実績345万台)で、携帯型の「ニンテンドー3DS」は1800万台(同1395万台)。ソフトについては、U向けが3800万本(同1342万本)で、3DS向けは8000万本(同4961万本)。

TIWの岡敬アナリストは、1000億円達成の鍵はソフト販売だと強調。任天堂が「Uの機能を生かし切るソフトを作るのが遅れた」と指摘した。その上で今期の営業益目標を達成できれば「次の期は2000億円も不可能ではなくなる」と述べた。

エース経済研究所の安田秀樹アナリストは「前期の営業赤字の大部分はUから来ている」とした上で、今期は製造コスト圧縮が可能との見方を示している。

ブルームバーグ
WiiUの製造原価圧縮の可能性やソフトの充実による販売向上が指摘されている。
いずれにしても2013年年末商戦までに任天堂が選択する戦略が業績にも影響を与えそうだ。
ないことが前提だがWiiU販売価格の改定も考えられる3DSのロンチ後の短期値下げを任天堂がどのように評価しているのかが分かる瞬間なのかも知れない。


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