3DS、年末商戦へてこ入れ 任天堂、欧米で廉価版発売も 任天堂は年末商戦に向けて、携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」の販売をてこ入れする。主力の欧米市場で10月に3D(立体)表示機能のない廉価版の機種を発売。人気ソフト「ポケットモンスター」の新作なども投入する。国内でも12月にスマートフォン向けの「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」が3DS用に販売されることもあり、巻き返しを狙う。
3DSの累計販売台数は、2013年6月までで3248万台。最大市場の北米などは1062万台と、国内(1218万台)を下回る。直近の13年4~6月期の販売数は全世界で140万台で、14年3月期の年間目標に掲げる1800万台は高いハードルだ。
中略
任天堂によると、米国では外部調査で3DSの販売が7月まで3カ月連続で前年実績を超えている状況といい、「2DSや有力ソフトの発売でさらに勢いを加速させたい」(広報室)とする。
ゲーム雑誌出版のエンターブレイン(東京都)の浜村弘一社長は「値段を下げた2DSは(ゲーム機購入の)選択肢の幅を広げることになる」とした上で、「国内も上半期はしんどかったが、ポケモンなどが出ることで、それを取り戻して余りある盛り上がりになるだろう」と分析している。
http://www.kyoto-np.co.jp/economy/article/20130913000017
2DSには歓迎も、第1四半期の3DS販売に冷静な評価。
第1四半期で年度の評価を下すには早いようにも思い、年度別の同時期比較をしてみた
3DSハード販売4-6月期(単位:万台)
| 2011年 | 2012年 | 2013年 |
国内 | 21 | 92 | 64 |
米大陸 | 11 | 42 | 36 |
その他 | 40 | 53 | 40 |
合計 | 70 | 186 | 140 |
3DSソフト販売4-6月期(単位:万本)
| 2011年 | 2012年 | 2013年 |
国内 | 103 | 296 | 431 |
米大陸 | 184 | 247 | 347 |
その他 | 167 | 196 | 322 |
合計 | 453 | 739 | 1101 |
2013年度は前年よりもハードが46万台低く、ソフトは362万本多い。
欧米でも6月に発売した「とびだせどうぶつの森」が世界累計で380万本などソフトは上昇している。
記事の指摘どおりソフトは世界的な人気作「ポケモンX/Y」を控えています。
ポケモンと同時発売の廉価版ハード2DSの投入で海外の流れを変えられるかに注目です。
ちなみにNDSは3年目で年2000万台、4年目で年3000万台を販売しています。
引用
http://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2012/120725.pdf
http://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2013/130731.pdf
なんだか各社で景気の悪いニュースが多いので、年末の次世代揃い踏みで少しは盛り上がって欲しいところです。
分かっちゃいるけどPS4の持ち越しも残念。