「任天堂、もう沈みゆくしか道はない スマホゲーム制覇戦略を採用できない構造的欠陥」と題した山田修氏の記事
以下概要
・今期の任天堂の損益改善は本質的な改善ではなくWiiUの在庫損を前期に一括処理した恩恵
・個別製品の競争力が分析されるが同社の不調は構造的なもの
・2011年から起こる専用ゲーム機の終焉
スマホ向けゲームが「ローエンド型破壊的イノベーション」を起こし、任天堂の専用機ほどの使い勝手ではないが、安価で手軽なスマホに消費者は奪われている
・任天堂は旧来の価値基準を捨てられなかったコダック社に似る
コダックは銀塩フィルムのトップメーカーだったがデジカメを軽んじ倒産した
・任天堂はスマホゲームへの参入と制覇できる資源を持つ
・任天堂が選択できる戦略としてはローエンドセグメントを席巻するための企業買収
・だが任天堂はこれらの打開策を採用できない
岩田社長自身が現在の価値基準の創出者で専用機のアイコンだからだ
専用機時代の終焉は加速する
http://biz-journal.jp/2015/02/post_8907.html
ハイスペックなPS4/XB1が据置機史上でも例のないスタートを切った反面、任天堂のWiiUや携帯機である3DS/PSVitaは前世代から大幅に数字を落としています。
山田氏の主張するスマホへのシフトもライト・ファミリー層を中心に大いに影響がある事でしょう。
ただ任天堂にとってハードの売上とロイヤリティ収入を捨てるリスクを負うスマホ参入が正解かは不明。
スマホの開発費も高騰が続いていて既に楽園ではなくなりつつあります。
任天度は旧作やミニゲームの類をスマホでやってみてもいいかとは思いますが、現状は一切のソフト供給を拒んでいる状況です。
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任天堂
プラットフォーム: Nintendo Wii U
2015-04-29
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