任天堂 15年度3月期質疑応答が公開
長いので概要
--WiiU販売計画が少ないが3DSへの影響は
君島:影響はない。むしろ3DSにフォーカスできる
--スマホアプリのデザインや収益性は
君島:どうぶつの森は子供と女性層、FEはファンに向けてと違うジャンルのタイトルを選んだ
今後のタイトルも制限を設けずに準備する
--Miitomoが1000万ユーザーと発表したがDAUと収益を聞きたい。またアカウントの連動の影響と課金収入はどうか
君島:DAUなど具体的な数字は公表しない
収益インパクトはまだほとんどないが課金収入については想定通り
今後の課金はゲーム要素の強いタイトルをリリースし、タイトルによっては課金するファンが多くなるアプリにする
アカウントは増加傾向
--スマホへの本気度はどれ程か。宮本氏の作品は出さないのか
君島:スマホアプリは収益の大きな柱として育てたい
そのため強力な開発者が取り組んでいる
宮本は全体的なアドバイスを出している
--NXの今期への影響とロンチソフトは、また逆ざやなどコストへの姿勢は
君島:ソフトから逆算して発売時期を決定した。長期的な計画を立てている。
コストについては逆ざやは想定していない。
--Miitomoから得たものは
君島:早々に1000万ユーザーになったのは計画した通りではないかと思う
今後もユーザーからのフィードバックで活性化させていく
--KPI(重要指標)についてDAUを重視しているのか
君島:DAUの他、継続率も重視している
--スマホと専用機で同じIPを出す場合、何を重視するのか
君島:両方とも販売本数と「どう遊ばれているか」を重視している
--NXが年末発売を外すのは考えられない 今までの社長から変わった印象
君島:考え方に変更はない
ホリデーは重要だが長期的に遊ばれるものをしっかり出すことが一番重要
--資金需要についての考えは
キャッシュはIP活用に優先して使う
--今期のスマホ収益計画は。また数千億円に達するまでの時間は
君島:今期の次の配信は秋を予定していて大きなインパクトはないが相応の数字になる。
柱として成立する具体的な時期へはまだ早い
--WiiUの減少をNXでカバーできるのか
君島:NXとスマホを中心に計画している
https://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/160428qa/index.html
具体的な数字を明かさない所や、資金の活用に慎重なのは岩田社長時代同様。
NXをホリデーシーズンを外してもソフトの充実を目指している点は君島体制による変化なのか。
不調とは言え300万台売っていたWIiUの計画を4分の1に絞り、その穴を3月発売予定のNXを中心に埋めることは並大抵では無い。秘策があるのだろうか。
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