All Aboutの名物記者が2ヶ月経った国内PS4の現状を分析
国内不調のPS4をPS3の同時期と比べて考える
不振のWii Uより、さらに売れていない
PS4が発売されて約2か月、
9週分の販売台数を見ると、約53万台。この数字が大きいのか、少ないのかということなんですが、率直に言ってかなり少ないと思われます。発売日に関しては他のハードと遜色ない順調な立ち上がりですが、その後の
初期需要はさほど大きくなく、苦戦している、というのが現状です。
ライバルである任天堂が販売してるWii Uも苦戦が大きく取り沙汰されていましたが、
Wii Uの発売から9週を見てみると、約77万台で、
PS4の同時期を大きく上回っています。それでも現状からも分かる通りWii Uは苦戦しているわけで、PS4はそれよりもさらに苦戦している、と言うことができます。
中略
でも、PS3とおんなじぐらい
大苦戦のPS4なんですが、実はPS3と比較すると、おんなじぐらいだったりします。そもそも、PS3は発売時、価格が高かったり出荷台数が少なかったりと、それこそ大苦戦をしていて、発売初週の販売台数が約9万台しかありませんでした。PS4よりもずっと低い位置からのスタートだったんですね。
ただし、初回出荷が少なかった分、その後の落ち込みは小さく、結局発売
9週目までで計算すると約53万台。要はPS4とおんなじなんです。
中略
PS3の流れを見る限り、同じとは言わないまでも、PS4も現状の不調に耐えながら、なんとかジワジワ売っていきつつ活路を見出す、という展開になりそうです。
中略
据え置きハード市場そのものがこのままさらに縮小してしまうことも予想されます。もはや、どのハードにとっても、ライバルハードに負ける云々というよりは、このままだと誰も勝者が無いまま日本の据え置きハード市場そのものが萎んでしまうということの方が危機的状況であるかもしれません。
http://allabout.co.jp/gm/gc/442338/
PS4は日本では2月発売というのを差し引いても、海外の生産数だけ売れるような大爆発には到っていません。
田下氏は直接原因として携帯機やスマホの台頭と国内メーカーが消極的であることを挙げています。
PS3時代に経験した初期のソフト不足を教訓として、SCEはPS4で開発環境の整備やインディーズの誘致も進めてきたという経緯もあります。
個人的にはそれほど危機的な状況ではない印象で、年末に向けて何が発表されるのか、日本市場がどう変化していくのか楽しみです。
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