特定の動画に報酬が支払われるニコニコ動画の「クリエイター奨励プログラム」で任天堂の新作が対象になり、議論が巻き起こった「マリオメーカー問題」。
(以下参照:
ニコ動の人気実況者がクリエイター奨励プログラムに苦言「ランキングがマリオメーカーに支配されてしまった」)
これについて田下氏が言及しています。
・クリエイター奨励プログラムの奨励金は会員収入が原資、任天堂は許諾を与えたに過ぎない
・ゲーム業界から見れば問題と言うより極めて少ないコストで最大限の効果をあげたマーケティング施策で大きな成功事例
・TPP合意で著作権侵害が非親告罪になればメーカー許諾は重要になる
・多くのメーカーがゲーム配信を認めれば問題の解決に寄与する
http://allabout.co.jp/gm/gc/459847/
メーカーやニコ動からすれば商売なので成功と言えるのでしょうけど、広告の色合いが強くなれば他メディアの二番煎じにもなりかねません。
引用動画の鋼兵氏も指摘していますが、新作を発売当日から奨励金の対象にするとどうしても集中してしまいますね。
ちなみに
昨年支払われたクリ奨の奨励金総額は5億9290万円で全プレミアム会員の1ヶ月の会費のざっと半分くらいです。
他にも
任天堂のみクリ奨対象動画が公開されていないこと(例:
バンナムは子動画を公開)で事実上の広告である事が明かされない動画が個人の作品と混在している事など騒動には色々と根深いものもあったりします。
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