なぜ?任天堂が37年ぶり麻雀牌 本業回帰か伏線か…ブーム到来に期待 家庭用ゲーム機の世界的メーカーである任天堂が、マージャン牌の新商品を37年ぶりに発売した。ゲーム機大手がスマートフォン(高機能携帯電話)に流れた消費者を取り戻そうと次世代ゲーム機やソフトの開発にしのぎを削る中、任天堂はアナログゲーム復権に“転向”するのか。一方、他のマージャン牌メーカーからは、任天堂の新商品をきっかけにしたブーム再来を期待する声もあがっている。
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昭和58年に発売した家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」を機に、家庭用ゲーム機の世界的メーカーになった任天堂だが、元々は花札の製造販売会社だ。現在でも、明治22年の創業当時からの歴史ある花札などのテーブルゲームも販売している。マージャン牌は昭和39年から「役満」のブランド名で展開していたが、51年以降は新商品を出していなかった。
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稼ぎ時の年末商戦に、次世代ゲーム機や人気ソフトではなく、マージャン牌の新商品を投入するという意表を突く一手。ネット上では、「本業回帰というより、TVゲーム市場からの撤収を印象付ける」という書き込みすらあったが、業界関係者は「任天堂には伏線がある」とみる。
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ここ数年はテレビ番組や漫画の影響などで、静かなマージャンブームが再び起きつつあるのだ。マージャン用品の販売で国内トップシェアを誇る大洋化学(和歌山県御坊市)の販売担当者によると、少年誌に掲載された
マージャン部に所属する女子高生が腕を競う漫画「咲-Saki-」がアニメ化されるなどしたことで、若者の間でもマージャンに対する認知度が高まりつつあるという。
また、「賭けない、飲まない、吸わない」を理念に掲げる
健康麻雀は、「社交の場」「脳の活性化に良い」などとして女性やシニア層を中心に広がりをみせ、全国の雀荘ではほぼ毎日、大会が開かれている。高齢化が進む中、現代社会にとって有益な「頭脳スポーツゲーム」としても注目されているのだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131206-00000500-san-bus_all
高齢化が進む現状に即したアナログゲームへの回帰という選択は興味深い。
任天堂ならではのデジタルとアナログを融合したようなオンライン対戦ができる仕組みなど作れれば強みが生きそう。
ゲームのPC化・高機能化を突き進むソニー/マイクロソフトに対して、任天堂の年齢を問わない遊びの特徴が活路に繋がるかもしれませんね。
そういえば同社WiiUゲームパッドのNFC(近距離無線通信)を駆使したタイトルもあまり出ていないですし。
任天堂が売り出した新商品は「役満 鳳凰」で、素材には廃棄しても環境に悪影響を与えないという特殊な樹脂を採用。3重構造で竹目模様を再現し、「一筒(イーピン)牌」には任天堂独自の亀のマークをあしらっているのが特徴だ。(同上)
麻雀牌 『役満 鳳凰』任天堂
2013-11-30
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