楽天証券が任天堂決算についてレポート
以下概要
・任天堂の2017年度Switch 1,000万台出荷計画は発売直後策定のため過小
・楽天証券予測は1,200万台、努力すれば1400万台も出来なくはない
・予測装着率は約4本/台、ソフトは6,800万本と予想
・また3DSが急に減少することはなく任天堂の4,000万本より多い5,000万本と予想
・一方営業利益は前回予想の1,700億円から1,400億円に引き下げ
・営利引き下げの理由は広告費の増加、スマホの伸び悩み、スイッチ本体の採算性の低さから
・株価は半年~1年の間で35,000~40,000円の展開と予想
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/opinion/stock/imanaka_weekly/0154.html
スイッチ初動の好調さから予想を上方修正しています。
また装着率を4本以上とかなり高く見積もっていて、任天堂計画の3.5~4.0本を上回るとしています。
歴代任天堂ハードの装着率は以下
●任天ハード2年目の装着率
据置
GC:4.83
Wii:4.89
WiiU:3.06
携帯
DS:2.99
3DS:2.10
●2017年度 任天堂 出荷計画
|
計画ハード |
ソフト |
実績ハード |
ソフト |
3DS |
600万台 |
4,000万本 |
727万台 |
5,508万本 |
WiiU |
- |
300万本 |
76万台 |
1,480万本 |
Switch |
1,000万台 |
3,500万本 |
274万台 |
546万本 |
任天堂や証券アナリストらはスイッチを据置機として想定していますが、スイッチの初月の装着率は約2本と携帯機の動向に似ており、携帯機としてユーザーから買われている場合はソフトの出荷数は大きく変わってしまうかもしれません。
今年度発売の主力ソフト「マリカ8DX」「スプラ2」「ARMS」「マリオオデッセイ」の4本柱で装着率3の壁が打ち破れるのか注目です。
ARMS
任天堂
プラットフォーム : Nintendo Switch
2017-06-16
amazon
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