エース経済研究所 安田秀樹氏の「
【月間総括】任天堂とソニーの年度決算から見る今後の展開」と題した主要ハードの分析記事。
いつになく疾走感のある内容になっています。
以下概要
●ニンテンドースイッチ評
・スイッチは274万台出荷、計画の200万台とエース研想定の220-240万台を上回る
・計画より台数が多かったのは北米への空輸、国内は自社通販の算出が困難だったから
・従前より指摘する(成功の指標)「2週目までに50万台」は高い消化率から公表されている販売数よりも多い為に満たしている可能性
・ただし検証は困難で、(成否については)1年程度の動向を見て再検討すべき
・今期エース研は1600万台程度の販売と想定、生産は1800万台以上想定
・(年末の需要が高まる)10-12月期には600万台程度が必要と予測、再度空輸が必要になる可能性
●PS4評
・PS4販売はすでにピークアウトしており、ソフトも今期がピークになる
・(他社の?)アナリスト予想が来期以降も成長とするのはPS4Pro投入とPS+加入者増の継続によるものだが、ハウスCEOは世代交代を明言しアップグレードによる継続には疑問符
・エース研は2019年頃にPS5投入と想定
・エース研はPSNOW,PSVR,PS4 Proに関しては発売前から問題があることを指摘
・クラウドゲーミングは物理法則を超えることが難しい上(原文ママ),ハードウェアがない事がユーザーにサービス内容を伝えにくくする問題がある
・PSVRには生産の問題があり、要件調査の不備がソニー全体に内在
・エース経済研究所の問題提起が、ソニー全社で真摯に検討されることを期待したい。
http://jp.gamesindustry.biz/article/1705/17053101/
2年目で1,600万台出荷となると、携帯機では北米でブレイクしたGBAや、据置だと任天堂最大ヒットのWii並みの販売が海外で発生しなければなりません。
またPS4に関しては下半期に5年目を迎え、峠に差し掛かる時期。
販売次第では更なる値下げや同梱版などの登場で延命されることが予想されます。
PS4本体出荷推移 (単位:万台)
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4-6月 |
7-9月 |
10-12月 |
1-3月 |
計 |
2013年度 |
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450 |
300 |
750 |
2014年度 |
270 |
330 |
640 |
240 |
1,480 |
2015年度 |
300 |
400 |
840 |
230 |
1,770 |
2016年度 |
350 |
390 |
970 |
290 |
2,000 |