ソニー2017年度 経営方針説明会にて全体を平井社長が、ゲーム&ネットワークサービス分野についてはSIE 副社長 小寺剛氏が前期業績と今期計画を報告。
平井社長 VRについてゲームを前提にしつつ全社で作品を提供すべき
VRはワンソニーでアプローチすべきプラットフォームでSIEでゲーム中心に広めるのが第一で、さらにグループで拡大していく。
次世代機投入については「まだ早い」
ゲーム事業について「ハード面(ゲーム機)で新たに投入予定はあるか」との問いに対し「次のプラットフォームの話をするのは時期が早い」と述べた。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL23H8L_T20C17A5000000/
またSMEJでスマホFGOの大ヒット(国内800万DL/中国600万DL)が取り上げられアニメ新作制作についても触れています。
■ゲーム&ネットワークサービス分野
●2016年度総括
・PS4エコシステムの成長
・PS4Pro導入でライフサイクル中盤での体験進化
・革新的エンタメとしてのPSVRの導入成功
●2016年度末時点
・PS4 月間アクティブユーザー7,000万人(週間 6億時間)
・PS+会員数 2,640万人
●2017年度事業戦略
・PS4エコシステムの収益最大化 年度末にPS4 7800万台計画
・PSVRエンタメの拡大、ノンゲーム領域機会の追求、業務用にも拡大
・PSVue(クラウドTVサービス)市場における最高の視聴体験提供
・FW(スマホ事業) 日亜地域の新規顧客開拓
その他質問へ回答
・PSVRの値下げについて:品質を重視し最適化を図る中で値下げすることもバランスを考えながら検討
http://www.irwebcasting.com/live/170523/03/ecae0bfd33/index.html
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/calendar/presen/irday/irday2017/presen_J.pdf
今期ゲーム分野の営業利益を1,700億円と高く見積もっているため、平井社長の発言と合わせても新型機投入の可能性は低いと考えられます。
PSVRは現状台数が未だに用意できずに普及が進んでいるとは言い難いものの、「導入成功」として今後もコンテンツを拡充していく姿勢でこの分野を重視していることがうかがえます。
また基本的にソニーの計画は保守的なものになっており、PS4の1800万台計画をピークアウトすると捉えているかは不明(前期は4月見通し1600万台⇒実績2000万台 前々期 計画1600万台⇒実績1770万台)
そしてフェイトの話題多し。
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