ニンテンドースイッチの品薄についてSMBC日興証券 前田氏と電子機器の分解・調査を行うフォーマルハウト・テクノ・ソリューションズの柏尾氏が分析。

品薄の原因として、前田氏は任天堂が出荷に慎重になった結果としていて、柏尾氏は部品調達の困難さや工数の多さなどを挙げています



＜SMBC 前田氏による分析＞

・最初に用意した台数がWiiUに比べても少なく、生産台数も固い計画だった

・増産も出荷増に反映されるまで時間が必要

・Switchの好調は今のところ任天堂ファンが中心で、今の好調は需要の先食いかもしれない

・経営陣は慎重で生産台数を2倍3倍にする方針転換は無く、部品の無理な調達リスクは負わない

・発表から9月以降に増産効果が出てくるが、欧米年末に向けるため国内では品薄が継続する予測

・更なる需要があれば来年にも本格増産になるが、年度内は多くて1300万台程度の出荷を見込む

・新型ゲーム機の出荷が伸びるのは2年目で来期の出荷こそ任天堂復活の見極めに重要



＜フォーマルハウト柏尾氏＞

・品薄の原因は「Joy-Conの複雑さ」「部品調達の困難さ」「結果的な飢餓戦略」の3つ

・ジョイコンは片方だけで20ほどの部品で構成され、工数が多く増産に影響

・電子部品の調達はNOR型フラッシュメモリーの調達に難あり、製造工場の火災などで供給量が低下し影響

・飢餓戦略は今回は結果的ではあるがゲーム機ではよく目にする販売戦略



http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/feature/15/083100128/083100003

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熱に浮かされたような内容ではない解説。
白菜氏は「行列は出来ているが座席数が少ないラーメン店」と例えていました。

現状は「WiiUより悪い場合」を想定して慎重な出荷計画をしていた余波の最中で、本格的な業績の変化はもう少し時間が必要なのかも。


Nintendo Switch Joy-Con (L) ネオンブルー/ (R) ネオンレッド
任天堂
プラットフォーム : Nintendo Switch
2017-03-03

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