7月12日、カラー 、ドワンゴ、麻生塾が新設した
「プロジェクトスタジオQ」の発表会見が中継。3社が協力して福岡での映像制作の人材育成の場として新会社を設立。
制作中の「シン:エヴァ」の協力も予定しているとか。
会見概要
川上:アニメ業界は人材不足。動画配信ブームに制作が追いつかない。
庵野と相談し制作ラインを作りたかった。
庵野:20年前は東京でなければ制作できなかったアニメがデジタル化で福岡でも出来るようになった。東京以外にも拠点になるスタジオ作りはいいと思った。福岡がもう一度来たい街だった(笑)とんこつラーメン美味しかった
麻生(麻生塾):福岡でコンテンツ制作し、学生達に見せることで人材の育成ができると思った。地元でユニークな会社をつくり学生の選択肢が増える。
髙島 福岡市長:カラー・ドワンゴのビッグネームと福岡があった時に面白いと思った。多様性のある福岡だからできることをしたい。
庵野:いきなりここで新作はまだ難しい。人材の集まり次第だろう。
ただエヴァの新作も含めて手伝ってもらう。
出資比率は1:1:1で1500万円。
10月にプロ/アマの部でコンテストを開催、優秀な人物には今後の関係を。
第1弾作品は?
庵野:集まる人材次第
●西田宗千佳氏を司会に招いての2部
川上:アニメの市場は増えては来ているが人材は不足
庵野:制作現場の問題は複雑で簡単には言えないが、人手不足は深刻
川上:CG関連の給与水準はゲーム/ITでは高く、アニメでは集まりにくくそこを変えたい。アニメからゲームやWebなどに展開する際に制作を統合していきたい。そこで労働環境も良くなるだろう
麻生:専門学校なので職業啓蒙や業界への理解を深めたい。
庵野:CG作品の内容が海外とは異なる。海外はカートゥーンがメインで国内は中高生からオタク向けの作品がメイン。日本のアニメは国内で作った方が共有できる部分が多い
作品への具体的な計画もなく全体的にふわふわした内容で、放送へのコメントも「税金対策なんじゃないか」「給料安そう」など否定的な意見も。
クリエイターへの好待遇や新規作品制作が謳われるでもない発表会で肩透かし感は否めません。