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フォローすると、経営者は自社の技術全てを知る必要はないし、現状の結果を叩かれても就任前より業績を上げた功績は称えられないもの。マイクロソフトのスティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)は、昨年10月の新基本ソフト(OS)「ウィンドウズ8」の発表にあたって「社運を賭けるとき」だと語った。
バルマー氏が破った規則その1「社運を賭けてはならない」。破った規則その2「社運を賭けるのならば、負けてはならない」。
(中略)元マイクロソフト幹部、ヨアキム・ケンピン氏は昨秋、ウィンドウズ8の発売に合わせて自著「Resolve and Fortitude: Microsoft's Secret Power Broker Breaks His Silence.」を刊行した。その中でケンピン氏も、バルマー氏は解任されるべきだと主張している。
ケンピン氏は電話による取材で、「彼はテクノロジーに関して何も分かっていない」と述べ、「彼の回りにいるスタッフは彼の言いなりだ。さもなければ解雇されてしまう」と語った。
中略
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取締役会の大半のメンバーもまた、テクノロジストではない。取締役会にいるのは大学の学長や、 JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、BMWの元幹部だ。「彼らが専ら関心を持っているのは数字だ」とケンピン氏は述べた。
バルマー氏の経営の下、売上高は01年の約250億ドル(約2兆5470億円)から12年には750億ドル近くにまで増加した。マイクロソフトは、一般 消費者向け技術革命のほとんどについてはチャンスを逃す一方で、法人向けサーバー用ソフトウエアの開発やクラウドコンピューティング(ネットを介したソフ トウエアやサービスの提供)事業への拡大に奔走してきた。利益は拡大し、同社によると、配当や株式買い戻しを通じて株主に1800億ドル超を還元してきた という。
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