任天堂のファンでもある田下氏の記事
「ニンテンドースイッチは売れているのか、売れるのか?」でニンテンドースイッチの初動評価。
以下概要
・品薄が継続するスイッチの成否を国内市場で考える
・初動はWiiUを下回り、発売9週目で逆転 Wiiには未だ及ばない
・品薄が続いているためポテンシャルは高い
・前作が150万本超の「スプラトゥーン2」が発売し今後は更に加速
・「マリオオデッセイ」に続けていければ更に販売増も見込める
・サードソフトは「DQ11」「MHXX」等の販売動向が今後のサード参入の試金石に
・サード各社はまだ様子見の状態でソフト誘致は簡単ではない
・品薄のため販売を伸ばす可能性はあり、「ドラクエ」「モンハン」の動向でサードソフトの動きも変わるなどのチャンスがあるが課題も多く楽観できない
https://allabout.co.jp/gm/gc/469432/
WiiUの発売当初よりもかなり現実的で慎重な評価です。
ただ一つ気になることは、記事では日本国内に限定した評価でスイッチの動向を追っていて海外市場についてほぼ触れられていないことです。
国内サードメーカーの動向は国内市場の縮小もあって、従来だと国内向きだったようなタイトルも海外展開を視野にした予算や発売の傾向を見せています。
バンナムを例に出すと欧米人気の高い「ナルト」「ドラゴンボール」「鉄拳」を筆頭にキックスターターで海外需要が読めそうな「リトルウィッチアカデミア」(PS4)、国内主導のVitaからおそらく据置に移行した「CODE VEIN」など 他社も「ニーア」「ペルソナ5」など海外での販売を見込んだタイトルや戦略が増加しています。
日本のゲームオタクとしてはかなり寂しい状況ですが、国内の動向も海外販売の影響があり、スイッチも例外ではないでしょう。
●国内初動(メディアクリエイト)
2-3週目の出荷減で出遅れるがWiiUに9週目で逆転、12週目で8.5万台上回る
|
3DS |
WiiU |
Switch |
初週 |
374,764 |
308,142 |
329,152 |
2週 |
209,623 |
126,916 |
61,998 |
3週 |
96,463 |
122,843 |
49,913 |
4週 |
61,394 |
69,386 |
78,441 |
5週 |
50,710 |
67,083 |
45,509 |
6週 |
42,979 |
20,715 |
41,193 |
7週 |
32,910 |
16,654 |
45,673 |
8週 |
28,252 |
13,746 |
48,694 |
9週 |
23,038 |
12,959 |
76,679 |
10週 |
28,413 |
12,185 |
47,911 |
11週 |
29,149 |
10,744 |
24,712 |
12週 |
18,324 |
9,633 |
26,114 |
合計 |
996,019 |
791,006 |
875,989 |
※Wiiは12週目の累計で160.3万台
●任天堂ハードNPD 発売2ヶ月推移 (単位:万台)
米国では好調な初月販売も、品薄が影響か翌月は急速に減少
|
GC |
GBA |
Wii |
WiiU |
Switch |
発売月 |
66.3 |
88.1 |
47.6 |
43.0 |
90.6 |
2月目 |
57.3 |
36.5 |
60.4 |
46.0 |
28.0 |
合計 |
123.6 |
124.6 |
108.0 |
89.0 |
118.6 |