任天堂のシアトルマリナーズの経営権売却に関してデイリー新潮が報じています。
大手紙経済部記者
・任天堂は15年度の売上高が5000億円で7年連続減収、ピークの08年度は1兆8000億円
・シアトル・マリナーズの経営権を処分したのはNXの開発費用捻出のためと噂が飛び交った
任天堂広報が「NXのための経営権売却か」と言う問いに返答
「もともと球団経営は商売として成り立っておらず、社会貢献に近いものでした。売却は1年ほど前から検討しており、発表日が決算説明会と近くなってしまっただけ。うちはキャッシュリッチで、開発費も問題ありません」
ITジャーナリストの井上トシユキ氏
・スマホへの移行の遅れが近年の失速の主要因
アナリスト 森永卓郎氏
「儲けが出ないから球団経営から退くというのは、普通の企業の発想です。任天堂は、奇抜な発想で商品を開発できるのが強みでしたが、岩田聡前社長亡き後、 そうした社風が失われつつあるのかもしれません。NXが既視感のある無難なゲーム機なら大ヒットは望めず、先細りしていくでしょう」
http://www.dailyshincho.jp/article/2016/05220505/?all=1
マリナーズはもともと移転危機の際に山内氏の個人資金で買収した経緯もあって、会社としての任天堂の強い意志が介在したものではありません。
森永氏はこの辺の経緯について詳しくは知らないのかもしれません。
しかしながら今期はWiiUの追加生産は無く、スマホやIP利用が育っておらず厳しい状況は継続するのは明らか。
日和見なメディアがこういう論調の記事を書くのも当面続きそうです。
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