任天堂の新型機「ニンテンドースイッチ」の初年度実績が決算で公開された。
近年の任天堂機とその初動を比較する。
●Nintendo Switch
発売:日米欧 2017年3月3日
実績:2017年3月期 274万台(本体)/546万本(ソフト) ソフト装着率1.99
初年度は発売から約4週、週平均 68.5万台/136.5万本
●ニンテンドー3DS
発売:
日 2011年2月26日
欧 2011年3月25日
米 2011年3月27日
実績:
2011年3月期 361万台/943万本 装着率2.61
2012年3月期 1353万台/3600万本 装着率2.66
初年度は発売から約5週、週平均 72.2万台/188.6万本
●ニンテンドーDS
発売:
米 2004年11月21日
日 2004年12月2日
欧 2005年3月11日
実績:
2005年3月期 527万台/1049万本 装着率1.99
2006年3月期 1146万台/4995万本 装着率4.35
初年度は発売から約19週
●Wii U
発売:
米 2012年11月18日
欧 2012年11月30日
日 2012年12月8日
実績:
2011年3月期 345万台/1342万本 装着率3.89
2012年3月期 272万台/1886万本 装着率6.93
初年度は発売から約19週
●Wii
発売:
米 2006年11月19日
日 2006年12月2日
欧 2006年12月8日
実績:
2007年3月期 584万台/2884万本 装着率4.93
2008年3月期 1861万台/11960万本 装着率6.42
初年度は発売から約17週
※各ソフトのDL販売本数はパッケージ併売タイトルのみ加算
以上からニンテンドースイッチが過去ハードと比べて、
・ソフト装着率が携帯機のものに近い数字(1.99)
・過去の据置機と比較すると本体出荷は順調、ソフトは少ない(装着率はおよそ半数)
・発売タイミングが似ている3DSと比べると本体/ソフト共に少ない初動
とわかります
発売5週しか判明していないためまだまだ今後の広がりは不透明ですが、他と比べても飛びぬけた数字ではなくレジーが言っていた「米任天堂史上最高」はかなり限定的なのかもしれません。
ただし、スイッチはソフトをおまけにした同梱版を発売していないため装着率は若干厳しく出ており、またソフトハード共に単価を上げているため台数以上の収益につながっていると思われます。