パクター氏「3DSは限られた市場で生存し、PSVitaには緩やかな死が訪れる」

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2024/05/19

パクター氏「3DSは限られた市場で生存し、PSVitaには緩やかな死が訪れる」

携帯機が強い日本とは乖離する世界市場

gameinformerが証券アナリスト、マイケル・パクター氏に今後の携帯機についてインタビューを行っています。

--3DSの販売台数予測の下方修正について

3DSは数百万台の下方修正でまだ現実的だと思います。
NDSのピークと比べればNDSは3年連続で2500万台を超えた販売で、3DSはそれを下回っています。
ただ、品質が劣ったり高すぎるとも思っていません。
携帯機の市場は1500万台くらいでそれをPSVitaと分け合っているからだと思っています。

--ゲーム専用の携帯機は減少する

何が起こったのかといえば、3000万人の毎年ゼルダを買っていたユーザーの半数は彼らの子供をあやすためにカジュアルゲームを与え、彼らはキンドルでテトリスをプレイしています。
カジュアルゲーマーたちは携帯機からスマートフォンに移り変わっています。

--3DSが生き残るかどうか

スカイランダーズやマインクラフトに興味のある子供たちはコアゲーマーといえるでしょう、彼らは3DSをプレイしたいと考えていると思いますが、アメリカでは9歳の子供がスマホよりも3DSを持っていることがありえないことを約束します。

Skylanders

--なぜiOSとAndroidに任天堂タイトルを供給すべきか

スマホへのソフト提供は必ずしも新作である必要はありません。
500のGBAタイトルは簡単に移植することが確認されました。
ほとんどのタイトルは単に前に進んでジャンプをするだけの操作で、5-10ドルで移植をしない選択肢は無いでしょう。

--なぜ任天堂はそれを実行しないのか

彼らは実行しないだろう。
任天堂は独自のハードのためだけに独自のソフトを作りたいと考えているからだ。
しかし彼らはソフトウェアの会社でアップルになれていないことが（下方修正した）販売によって証明されています。

--PSVitaの状態

恐ろしく（悪い）売上。
昨年度Vitaは420万台を販売しているが、ソニーは400万台/年で商売をしようとは考えていないだろう。
PSVitaはあまりにもエレガントで少し高級すぎる。
少ない市場に提供されるソフトは少なく、少数のパブリッシャーはVitaに向けて冒険をしている。
アサシンクリードレディリバティはUBIソフトによって多額の経費をかけて作られました。
ソニーは自社のスタジオでPSVitaをサポートしていくことになるが、それは緩やかに痛みを伴う死を迎えることになるだろう。

PSVitaは携帯機市場ではハイエンドに過ぎ、高級すぎる。
携帯電話は助成制度があるが、PSVitaには無い。

--PS4連携はPSVitaの販売を変えるか

コントローラーやサブスクリーンはクールな機能だが販売が変わることは無いだろう。

--PSVitaとソニーの将来について

PSVitaには未来は無い。携帯機市場は任天堂のものだからだ。
ソニーは（NDSで膨らんだ）携帯ゲーム機市場を見誤り、モバイルの嵐で専用機の破壊の中PSVitaを発売した。

http://www.gameinformer.com/b/features/archive/2014/01/22/pachter-3ds-will-survive-in-diminished-market-vita-to-quot-die-slow-painful-death.aspx

なかなか辛辣で、アメリカでの携帯機市場の縮小を感じさせる批評。
日本では両機種とも開発が盛んに行われている印象だが、確かに2機種とも海外サードのサポートは少ない。特に北米の携帯機離れは進行している。

ゲーム専用の携帯機も環境変化の波に飲まれつつあるということか。
先人が予言した未来が到来しようとしている。