西田宗千佳氏によるE3 2014直後のハウス社長インタビュー

長いので概略

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--PS4ヒットの理由は?

・シェアやソーシャル連携が想像以上に受けた
・ソフト開発もハードの計画をシェアし、作りやすいアーキを選択した結果早い段階で揃ってきた


--PS3からの移行が早いが意図しているのか?

・米市場は早いが、日欧ではまだPS3がかなり売れている
・米の急な移行はネットワークサービスが普及している事が原因と推測


--日米など市場によって好まれるゲームが違うことはどう思う?
　 また地域にあわせたコンテンツの準備は?

・日本での発売遅延はソフトメーカーが遅れていたから
　しかしもう追いついてきていると感じる
・ゲームセンスの違いは米は「濃い」センスが好まれ、欧州はカジュアル

実は、ヨーロッパでのPS4購入者のデータを見ると、最初の数カ月でPS4を買った人達だけを見ても、38%くらいが、PS4を購入して、はじめてPlayStation Network(PSN)のIDを持つ人達なんです。アメリカでもPSNの新規ユーザーは多い。ただそれは、Xbox 360からのスイッチなのだな……ということが分かるのですが。背景には、業界全体としては残念なこととして、任天堂さんの勢いが弱い、ということも影響しているかも知れません。

　要は、ヨーロッパのユーザーは、思ったよりもカジュアルなユーザーがPS4を買ってくれている、ということなのです。

中略

PlayStationのプラットフォームとしての戦略は、「できるだけ幅広い、バラエティに富んだゲームを提供する」ということです。

・ネット上では「No Man's Sky」のような違うテイストの作品が受けている

　歴史を振り返ってみると、久夛良木さんがSCEを作った時、よく僕と話していたのは、「光ディスクがあるからこそ、ゲームのディストリビューションが変わることによって、新しいゲームとその開発会社が世に出ることが出来るし、新しいジャンルも作れる」ということです。久夛良木さんはそれを確信していました。

　今度はデジタル配信で、まったく同じような革命をおこすことができるでしょう。そういう意味では、今のPlayStationはとても元気である、と私は思っています。

以下略

http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/rt/20140612_652994.html

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欧州では新規か久々のPSユーザーを獲得しているPS4。
同社WWSの吉田氏によれば（全体の?）PS4ユーザーのうち半数が新規だとも発言しています。

ある調査では、現在のPS4ユーザーの約半数がPS3を所有したことがない、というデータが出たんです。

http://www.famitsu.com/news/201406/11054908.html

PS4のヒットで直接的なライバルMSからかなりユーザーを奪い返しているのが想像されます。
ハウス社長はさらに任天堂ユーザーも巻き込んでいると見ています。

今回のE3では「濃い」タイトルが発表されましたが、ハウス氏の発言から日欧向けタイトルの用意も予感させ、gamescomや東京ゲームショウも期待が高まります。