ついに来たPS4の大本命!
寝食を忘れてプレイさせる魔力は「ソウル」シリーズより高かった。
間違いなく2015年の代表的な1本。
●死闘感
ソウルからお馴染みの「死んで憶える」ハードなアクションRPG。
そこからさらにシリーズでは欠かせなかった盾を事実上廃止し、受けたダメージを取り戻す「リゲイン」はより濃厚な近接戦闘を要求する。
道中の緊張感・アクション性を高めていて初見攻略のスリルは半端じゃない。
プレイを進めるにつれ狩人が次第に返り血を帯びていく様もリアル。
致命の一撃「内臓攻撃」で飛び散る血飛沫
●グロテスクで突き放した美しい世界
ゴシックホラーな舞台設定に次世代機ならではの美しい背景、跋扈するラヴクラフト的な人知を超越した恐怖の存在であるクリーチャー、残酷で無愛想な物語進行。
ファンタジーやホラーなど一括りに出来ない世界観が独特のテキストと相まってプレイヤーをも「血に酔わ」せる。
果ては「幼年期の終り」や「ブルークリスマス」「星を継ぐもの」などの古典SFやそれに派生するTRPGを思わせるSF的展開もあって斬新。
状態異常「発狂」とほぼ一撃死の噛み付きを繰り出す恐怖の敵「ほおずき」
●長いロード
数十秒待たされるロード時間に見られるのはロゴのみで寂しい。
集中力が必要な場面ではクールダウンにもなるが。
●期待はずれな聖杯ダンジョン
ステージパーツの少なさとストーリー性の薄さから新鮮味は長続きしない。
主な戦利品が次のダンジョンの生成に必要な素材なのは退屈な引き伸ばしとしか思えない。
HP強制半減の「冒涜の聖杯」で一撃死のボス戦もキツイ。
独自の装備や血晶もなかなか出ないためハクスラ要素も希薄。
●少ない武器
変形があると言ってもメイン武器が15種/左手用の装備が11種、魔法は9種と少なめ。
FF7のマテリアのように効果のある「血晶石」を簡単に付け替えられるので成長の失敗で悩むことは無い。
クリア時のプレイ時間 50時間/レベル50
トゥメル=イル大聖杯のクリアまで 70時間/レベル90
協力/敵対プレイはほぼ未プレイ
メイン武器は仕込み杖
長々と書いたけどとにかく面白い。
システムやシナリオ、操作感、ゲームバランスなどどれも一級品で飽きない。
宮崎作品を今後も指名買いする事は間違いない。
本当は悪魔城シリーズが辿り着くべきだったデザインなのかも。
そして本作ヒロインの人形ちゃんが美しい!!
Bloodborne(通常版)
ソニー・コンピュータエンタテインメント
プラットフォーム: PlayStation 4
2015-03-26
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