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4Gamer:意外とアクション要素も高そうな本作
まずは本作のテーマである「迷子」ですが,開発が始まった段階からこのテーマは決まっていたのでしょうか。
池田佑基氏(以下,池田氏):
開発初期の段階でまず最初にあったのは,「姿の見えないキャラクターを主人公としたゲームを作る」ということでした。「雨」「夜」「知らない街」といった設定は,主人公の姿が見えないことを引き立たせるために用意した枠組みで,それらの状況を統合させたものが「迷子」というキーワードになったんです。
(中略)
4Gamer:
あの主人公の男の子は,街の中でどういったアクションが行えるんですか?
池田氏:
歩いたり走ったり,ジャンプしたり……といった感じです。オブジェクトを拾ったり,押したりといったアクションが行えることもありますが,怪物に向かって攻撃することはできません。
4Gamer:
というと,雨が降っている場所,降っていない場所を考えて進める,パズル的なゲームになるのでしょうか。
池田氏:
パズルというわけではないです。身を隠すだけでは進めないところもあるので,あえて雨が降っているところに身を出して敵をおびき寄せるなどの応用が必要になるところもあり,雰囲気以上にアクション性はあるかと思います。
4Gamer:
なるほど。なんとなく,本作はいわゆる“雰囲気ゲー”かと思っていたので,ちょっと意外です。もともと「雰囲気を重視したい」というような方向性で企画がスタートしているわけではないんですか?
池田氏:
先のコンセプト(姿の見えないキャラクター)をベースに,当初は雰囲気をイメージしたものではなく,透明なキャラクターが雨に当たると姿が見えて,屋根の下に入ると消えるというアイデアから始まっているんです。それを補強するための雰囲気作りをしていった結果,この形に落ち着いたというところですね。
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