「ポケモンGOブームでも やがて寂しき任天堂」と題した東洋経済誌の記事が話題に。
大まかな流れは任天堂の斜陽とカリスマ的リーダーの不在、それを踏まえて組織の若返りを進めているという内容。
以下概要
・WiiUの失敗は初期ソフト不足、それを教訓にNXは期待感が高い
エース証券 安田氏
「ゲーム機は初速で勝負が決まる。ポケモンGOのヒットで弾みがつき、NXは今期700万台出荷の可能性も」
・しかし各ソフトメーカーはNXに慎重、開発機材も大手にしか渡っていない
・NX移植の打診も行われているが断る会社も
ゲーム会社社長
「昔の任天堂なら人気作をソニーから奪い取っていたのに」と嘆く
ゲーム会社幹部
「今や任天堂と親しいのはカプコンとバンナム、ガンホーくらいでは」と冷ややか
・3DSモンハン移籍は相当のカネが動いたとされる
・逆境の中、組織の若返りが進み、岩田前社長も経験した経営企画室長に44歳の古川氏、企画制作本部長に52歳の高橋伸也氏などが抜擢
山内元社長の子息 克仁氏は今年の6月に退職している
http://sag.tank.jp/res/20160829/1472464913/545
安田氏以外はかなり厳しめの任天堂評ですが、克仁氏の動向や抜擢された新役員などの経歴など興味深い内容も多数書かれています。
また
東洋経済のWeb版で卸会社の買収による流通改革と、有名な初心会との関係についても触れています。
NXの開発機が多くのソフトメーカーに渡っていないというのは不安。
週刊東洋経済 2016年9/3号 [雑誌](不滅のリーダー 松下幸之助)
東洋経済新報社 (著)
2016-08-29
amazon