PS4版DQBをプラチナ手前までプレイ終了。
楽しかったので雑感をざっと書きます。
■DQビルダーズの主な要素
・マインクラフトの影響色濃いブロックメイクRPG
・素材集め、アイテム作成、街づくりが3大要素
・上記に「ドラクエ」らしいストーリー、クエストやボス討伐といったRPG要素が組み込まれた作品
マイクラ要素をドラクエ世界に取り入れたお手軽フォロワーかなんて意見も。
ところが体験版をプレイしてみると解ると思いますが凄く丁寧に作られたRPGでもあるのです。
■練られたデザインとぶれないシナリオ
RPG作品として明確な目標で迷いにくいデザイン、寄り道へ誘う点在する世界の謎、年齢を問わないシンプルで優れたシナリオなどなど。
特にキャラが生き生きしているシナリオが最近のシリーズ作品でも出色。半面フリーモードがなんだか寂しく感じますが。
クラフトの面でもマイクラほどの自由度はありませんが、
伊集院光氏が指摘する「放り出され感」がなく、自由でありながら明確な目的があり、デザイン性豊かな建材や家具、初めてでも迷わない設計図が多数用意されるなど至れり尽せりな設計。
RPGとしては十二分に広大なフィールドでもあります。
凄い冒険感。詳細なミニマップがないのも探索し甲斐あり。
■独自の要素
・主人公にレベルの概念は無く、敵を倒しても経験値は得られない
・成長は装備の強化とクエスト報酬等で得る「命の木の実」
・レベルがない代わり街の発展度合を示す「キャンプレベル」が存在
・店や住宅の成長が主人公や村人の強化に発展
・街の住人が探索のパーティになったり街の防衛に参加するなどもあり街の強化は非常に重要
・シナリオは章立てで構成、章ごとにレシピなどを除きアイテム素材は引き継がない
■幅広いユーザーに向けた、まさしく「ドラクエ」
ゲームとしてドラクエとマインクラフト、冒険と創作、古のアレフガルドと流行のサンドボックスなど、一見すると反する要素が上手く調和して機能。
また堀井氏と古参プレイヤーによるDQ1再構築の意味合いもあり、DQ1をプレイした方なら感慨も一層深いことでしょう。
マイクラが優れたツール/サンドボックスであるなら、DQBは優れたサンドボックスRPGといった印象。
各所で言われるビルド中毒や時間泥棒の評価は納得。
家づくりに熱中している内に気づくと数時間のタイムリープを経験することもしばしばで、次回作が出るなら絶対プレイしたいと思わせる。
悪い点は閉所でのカメラアングルとアイテム管理のUIくらい。
オンライン要素は特に必要と感じませんでした。
シナリオ担当者が11にも参加しているといいなぁ。
ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ
スクウェア・エニックス
プラットフォーム : PlayStation 4
2016-01-28
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