NHK NEWS webが国内でも沸きあがるゲーム配信市場を特集
急成長するプレイ実況を経済部記者が解説。
以下概要
■ゲーム実況が上位に
・ゲーム専門の配信サービスTwitchの視聴者は月に1億人以上
・YouTubeでは上位100のうち半数以上がゲームプレイ、「ハリウッドより大きな市場」
・Twitchを買収したAmazonやYouTubeがTGS15に初出展
■生計を立てる配信者も
・配信者はさながらラジオDJのような口調で配信
・企業からの広告料とゲーム会社からの報酬で生活する人も
■ゲーム会社も歩み寄り
・著作権の侵害のおそれから距離を取っていたメーカーも公開を許可するケースが増加
・さらに一歩踏み込んだのは任天堂。個人と任天堂で広告料を分け合う仕組みを今年から導入
■広告のような動画には懸念も
業界に詳しい楽天証券の今中アナリストが指摘
「動画の配信者に多くの視聴者がつくようになっていて、ゲーム市場の幅を広げている。また、配信者が、有名ではないがおもしろいというゲームを掘り出してくれれば、すぐれた内容のゲームが、適切に評価されるかもしれない。書籍で言うところの「書評」のような役割を担う可能性も期待している。ただし、配信する側があまりにメーカーに寄り添い、やたらと褒めはやすような、ほとんど広告のような動画が増えれば問題だ。それが横行すれば、業界全体としてもマイナスだろう」
http://www3.nhk.or.jp/news/business_tokushu/2015_1001.html
記事では巨大化する市場に対して、子供がさらにゲームにのめりこむかもしれないという懸念に加え、広告化が進むとゲーム業界全体にも影響があるおそれがあるとして締め括ってています。
ニコニコ動画でゲーム実況の広告化が議論を呼んでいる中でのタイムリーなニュース。
実況や配信は個人が主役の自由な気風が人気の理由でもあったので企業広告とは上手く住み分けができるといいのですが。