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NFC(近距離無線)搭載と課金制度導入日米欧豪での発売は、今年の年末商戦とすることにいたしました。もちろん、ハード発売のタイミングにおいて、年末商戦を外さないのは定石ですが、同時に、しっかりとシステムを仕上げて、対応ソフトをそろえ、万全の体制で発売を迎えたいと思っています。言うまでもありませんが、これは、ニンテンドー3DSにおける苦い経験の反省を活かすということでもあります。
Wii Uではスクリーンを搭載したコントローラが大きな特徴ですが、このコントローラにNFC機能を搭載することを決定いたしました。(中略)
この機能を搭載することで、非接触の近距離無線通信によって、電子的にデータが読み書きできるカードやフィギュアの実現が可能になり、ゲームにおいて新しい遊びの拡張ができるようになりますし、システムの対応によって、小額課金の決済手段としても活用できるなど、いろいろな可能性が開けると考えています。
※NFC Near Field Communicationの略称で、近距離無線通信のこと。ここで指すNFCとは、FeliCa規格や、MIFARE規格と互換性を持つ、非接触の近距離無線通信の規格。通信距離は10cm程度に限定され、かざすことで簡単にデータ通信が出来る。例えばNFC搭載の携帯電話を同じくNFC搭載のテレビにかざすことで、携帯電話の写真をテレビ画面に写し出すことが出来る。他にもNFC搭載プリンターに携帯電話を近づけて記録していた写真を印刷する事が出来るなど。
「ニンテンドーネットワーク」
Wi-Fiコネクションを超えたネットワークサービスへ
「ニンテンドーネットワーク」は、ニンテンドー3DS/Wii U を包含するネットワークプラットフォームです。
これまでの「ニンテンドーWi-Fiコネクション」のような、特定の機能と概念に特化したものではなく、お客様に対して存在するネットワーク経由のさまざまなサービスをニンテンドーネットワークによって結びつけ、一体のものとして提案していくプラットフォームとすることを目指しています。このため、対戦や交流、コンテンツの販売などもニンテンドーネットワークの枠に入っていくことになります。
DLC配信対応ソフトの推進
ニンテンドー3DSやWii Uでは、ソフトのニンテンドーネットワーク対応を推進していきます。
(中略)『マリオカート7』のコミュニティマッチは、そのひとつですが、追加コンテンツ販売については、自社ではまず最初に、既に配信を開始しているニンテンドー3DS専用ダウンロードソフト『とびだすプリクラ☆キラデコレボリューション』が対応しており、近日中に有料での追加コンテンツ配信を開始する予定です。パッケージソフトでの最初の追加コンテンツ対応ソフトですが、2月16日にスクウェア・エニックスさんから発売予定の『THEATRHYTHM FINAL FANTASY』が、楽曲を追加コンテンツとして配信する予定であるとお聞きしています。
ソーシャルゲームとの違い
ちなみに、追加コンテンツ配信対応についてお話ししますと、「ソーシャルゲームのような」という形容詞とともに報道されることが多いのですが、ソフトメーカーとしての任天堂は、どんなアイテムが出るかがわからず、いいアイテムが出るまで、何度もお金を支払って、それがいつの間にか巨額になっているというようなビジネスは志向しておりません。ソフトメーカーとしての私たち任天堂は、パッケージソフトは、それだけでもあくまで追加コンテンツなしで完結してご満足いただけるような形で販売されるのが前提であるべきだと考えており、追加コンテンツは、気に入ったソフトで、さらに突っ込んで長期間楽しんでいただくための仕組みとしてご提案した方が、みなさまにご安心いただけるのではないかと考えています。
将来的にダウンロード販売も視野に
また、コンテンツ販売という意味では、パッケージソフトのデジタルディストリビューション、いわゆるダウンロード販売も視野に入れています。このことは、ニンテンドー3DSの設計時から考慮しており、仕組みとしては既に用意を終えていますし、Wii Uでも用意をする予定です。ただし、これをいつからスタートするかは、流通のみなさんとの関係に配慮する必要性や、お客様にどのような形で受け入れていただけるのか、そして、お客様がお持ちのSDカードの空き容量など、市場の環境も見極める必要があると思っていますので、現在具体的な時期は決めておりません。ただ、将来の選択肢としては、重要性が高まると考えています。個人アカウント導入へ
また、Wii Uにおいては、ニンテドーネットワークに対応した個人アカウントシステムを導入する予定です。これにより、従来課題となっていた、1台のハードを複数の家族が共有する上での使い勝手が向上するほか、さまざまなサービスやコンテンツを連携できるシステムを実現し、ご提案できると考えています。今後、自社他社問わず、多くのソフトで、インターネットを活かしたサービスを、ニンテンドーネットワークの名称でお楽しみいただけるよう、積極的な対応を進めていきます。
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