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相変わらずの縦割りか、クラウドの囲い込みか。先ほど報じられたGaikai買収に反する新製品のアナウンス。

Sony,SCEが買収したGaikaiのライバルサービスと連携する製品を発売

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(以下,SCE)によるクラウドゲームサービスのGaikai買収が発表された一方で,Sonyがアメリカで7月9日に発売するGoogle TV向けのストリーミング・メディアプレイヤー「Internet Player with Google TV」が,Gaikaiのライバルである「OnLive」に対応していることが明らかになった。

 Internet Player with Google TVは,インターネットを利用してさまざまなエンターテイメントを楽しめるデバイスで,容量8GBのストレージを搭載した本体と,リモートコントローラのセットからなる製品だ。製品紹介ページの「Specifications」欄には,オプションとしてOnLiveサービスを利用できると明記されている。
 別売りのOnLive用のUSBドングルを装着してプレイできるという仕組みだが,これはInternet Player with Google TVのソフトウェア部分がライセンス契約によってOnLiveサービスに対応するように作られているという意味でもある。


 OnLiveは,2010年6月に開始されたサービスだ。クライアント端末からの操作を受け,インターネット上にあるサーバでゲームのレンダリングを行い,リアルタイムでビデオストリームへと変換してクライアント端末へ送出する,という仕組みでゲームプレイを実現する。
 すでにElectronic ArtsやTake-Two Interactive,Ubisoft,セガなど50のパブリッシャーやメーカーと提携し,現時点では270種ほどのタイトルがラインナップされているようだ。


4Gamer.net

USBドングルとゲームコントローラー


同じくコントローラー


この同業他社と同時に提携することが何を意味しているかは分からない。
すでに20年近く開発しているゲーム資産を活かしたサービスの提供を広げる方向はPSフォンなどからも明らかなのだが、「SCEの敵はMSでも任天堂でもなく社内にいた・・・。」なんて事にならないようにして欲しいものです。

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