XboxOneの稼動に必須とされていたキネクトが非接続動作・オフ設定を搭載したそうだ。
Xbox OneはKinectに接続しなくても動作が可能に、MicrosoftのXbox One開発チーフがコメント過去のインタビューや公開された情報などで
次世代Kinectの接続が必須であると伝えられていた
Xbox Oneですが、MicrosoftのXbox OneアーキテクトチーフMarc Whitten氏が改めてこの件に触れ、実際にはKinectを接続しなくてもXbox Oneは動作することを明らかにしました。
これはWhitten氏が海外メディアIGNと合同で実施しているAsk Microsoft Anything週間企画「MicrosoftにXbox Oneについて何か質問ある?」の中で答えたもので、同氏はKinect接続による利点をアピールした上で、続けて「とは言ったものの、オンライン接続のように、
コンソールはKinectを接続しなくても機能する、センサーを使ったいくつかのフィーチャーや体験は利用出来なくなるがね」と明言しました。
またWhitten氏はKinectセンサーを完全にオフにする設定項目があることも明らかにしており、このモードではKinectセンサーはどんな情報も集めず、IRブラスタを除き、声や映像やジェスチャーなどを利用した一切の機能が使用出来なくなるとのこと。
Kinect設定をオフにすることはいつでも可能で、『Kinect Sports Rivals』をプレイする際など、Kinectが必要になった際にはメッセージが表示されKinectセンサーを起動するか問われるそうです。
http://www.gamespark.jp/article/2013/08/13/42685.html
いままでXboxOne最大の売りであり特徴だったキネクトを自ら否定するような仕様変更で、迷走感は否めない。
キネクトを標準起動することで得られるゲームのイノベーションは一歩後退するだろう。
当然ここまで大きな方針転換するには理由が2つあって、
・新型キネクトが常時ユーザー情報を収集していることに対する拒否感が各地で挙がっている点、
・そしてキネクト同梱必須による価格の上昇だ。
キネクトは今回の発表前、誤動作を防ぐ目的として常時起動しているとされ、内実はユーザーのリビングでの動線や感情変化など様々な情報をリサーチのために収集すると言う噂が絶えない。
ドイツでは政府機関が名指しでキネクトを批判をし、MS副社長が「個人を特定できる可能性のある形では、個人情報を送信することはない」と反論する場面もあった。
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「XBOX ONE」は監視デバイス? MSは否定(ASCII.jp)もう一つの理由である価格の面では、ライバル機であるPS4がカメラ抜きでXboxOneに対して100ドル安い399ドルで販売されるという事実だ。
本体スペックで勝るPS4の方が安価と言う事でユーザーの前評判はPS4に大きく傾いている。
キネクトのオフ設定導入という大きな方針転換をするにはキネクトを同梱しない本体の登場も想定される。
安易な価格の改定は迷走感を高める場合もあるが、急激な価格改定で大きく飛躍した3DSの前例もある。
MSが何を選ぶのか、XboxOneとPS4の発売が予定される2013年末を前に激しい競争はすでに始まっている。
以下参考資料
海外ユーザーアンケート XboxOneとPS4どっちが好き?
http://www.xboxonevspsfour.com/ファミ通ユーザーアンケート
次世代機の価格は?XboxOneかなり高い 47%
少し高い 42%
ちょうどいい 10%
PS4かなり高い 4%
少し高い 12%
ちょうどいい 60%
少し安い 14%
かなり安い 10%