Wii U復活とゲーム人口拡大の質豊富とは言えないリリースタイトル2013年7月以降、任天堂のラインナップは非常に豪華です。
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じゃあ、2013年後半のWii Uはソフトも豊富で盛り上がるね、と言えるかというと、実はちょっと微妙です。
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というのも、上記で紹介した任天堂発売の有力タイトルが7本程あるわけですが、
2013年後半にWii Uで発売を発表しているタイトルは全体で約20タイトル程しかないのです。任天堂自身は頑張ってたくさん投入しているものの、サードパーティーが全くついてきていません。
本体値下げの可能性は低い略
おそらくその可能性は低いでしょう。というのも、任天堂は2014年3月期の決算で営業利益1,000億円を目指すと宣言しています。この目標の達成を考えるのであれば、発売から早い段階でのハードの値下げというのは非常に難しいということになります。値下げをして拡販しても、利益が出なくなってしまうからですね。
本当の、ゲーム人口の拡大略
任天堂は、Wiiでゲームの面白さを知った人に、Wii Uも買ってもらって、はじめて本当の意味でゲーム人口の拡大が進んでいると謳うことができます。Wii FitやWii Partyを遊んだ人が、また遊びたいと思い、Wii Uにも興味を示す、そういう環境づくりをしていかなければいけません。
http://allabout.co.jp/gm/gc/422616/
確かに発売半年のWiiUタイトルの少なさは一目瞭然で、
ザッと発売から半年間のWiiと比較してみると、
Wii
2006年12月 21タイトル
2007年1-6月 33タイトル
うち任天堂販売は11タイトル
WiiU
2012年12月 15タイトル
2013年1-6月 10タイトル
うち任天堂販売は5タイトル
Wii時代から比較するとファーストタイトルと共に半減しており、大変に厳しい状況。
ただし2013年後半に任天堂販売タイトル7本投入はWiiの2007年後半6本より1本多い。
PS3が発売当初、高い本体価格のほかにもソフト開発難航で手痛い滑り出しだった事から、任天堂が何を得、思ったのかは非常に興味深い。
ちなみに
PS3のロンチ期間タイトルは以下
2006年11-12月 13タイトル
2007年1-6月 18タイトル
今年末に世界で投入されるPS4・XboxOneといった次世代機の販売動向も関係するが、他社に比べ低価格路線のWiiUが勝負できる時間は短く、2013年のホリデー商戦は正念場だろう。
「コミットメントとは辞任の公約では無い」とした岩田社長であれば値下げの可能性も残されているかもしれない。
厳しい状況下だが、Wii/DS時代で神懸かった采配を見せた社長の秘策はあるのか。
勝負の年末に向けて前世代覇者の選択に注目したい。