アフタヌーン 2012年1月号から連載されている「勇者ヴォグ・ランバ」 (旧タイトル「ヴォグ・ランバの体制」)は
氏の初の連載であるとともに、政治やSFなどの要素を取り入れた挑戦的な作品だ。
今のところは設定説明の段階だが、続きが楽しみな作品。
デビュー作の「三文未来の家庭訪問」では近未来の性について描き、
続く「辺獄にて」では現代劇で人生の苦痛を表現した。
決して構図や絵の技術が突出しているわけではないが、キャラが立っていて話に引力がある。
今後大好きな作家になりそうな予感。
単行本化を待望する数少ない漫画家の一人。
庄司創(しょうじはじめ)
2008年「三文未来の家庭訪問」にてアフタヌーン四季賞2008年秋の四季大賞を受賞
作品リスト
「三文未来の家庭訪問」 アフタヌーン2009年4月号 四季賞ポータブルVol.12
「辺獄にて」 アフタヌーン2009年11月号読切
「パンサラッサ連れ行く」 アフタヌーン2010年 9月号読切
「勇者ヴォグ・ランバ」 アフタヌーン2012年 1月号~連載
氏の同名でのブログ
庄司創のブログ
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三文未来の家庭訪問の感想書きました。
アフタヌーン2012年1月号・2月号 それぞれ1話と2話掲載
1月号は連載陣、密度ともに2011年アフタの最高の号か
追記
:「勇者ヴォグ・ランバ」は早逝したSF作家、伊藤 計劃(いとうけいかく)氏の「ハーモニー」をベースに作品にしたものと庄司氏本人が公言しており、ヴォグ・ランバに興味を持った方や、単行本を待てない方は「ハーモニー」を読んでみるのもいいかもしれない。
ハーモニー
(ハヤカワ文庫JA) [文庫]
伊藤 計劃 (著)
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追記2:ようやく単行本の発刊が決定!
1巻が1月、2巻が2月とまとめて発売される。
結構難解なハードSFの展開で、実は短編の方が庄司漫画の導入には向いているがこちらも。
最新巻:2013年02月22日発売
予価:680円(税込)
1発売予定:2013年01月23日
予価:680円(税込)
勇者ヴォグ・ランバ(1) (アフタヌーンKC)
庄司 創 (著)
2013-01-23
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