イギリスに本拠を置く調査会社 IHS Markitが2016年の家庭用ゲーム市場実績と17年を予測。
以下概要
2016年に下落も17年に再び増加
・2016年のCS市場は前年から2.5%減の347億ドル
・減少の理由はPS4/XB1の販売減少/価格改定によるもの
・ハードウェアへの支出は15年の128億ドルから105億ドルに減少
・ソフト(パッケージ+デジタル)への支出は216億ドルと15年から5.6%の増加
・PS4が普及し、定額購買支出額(PS+など)は15年から14%増の28億ドルに
・2017年の市場予測は回復、4.1%増の362億ドルと見込む
・回復の理由にニンテンドースイッチの発売と各社デジタル販売の伸びの見込み
ソニーの勢いが持続
・ソニーのシェアは全体の57%(197億ドル)を占め、17年も継続の見込み
・ソニーのデジタルコンソールビジネスの積極性から200億ドルを超えると予測
・スイッチとスコーピオの発売で追随する2社も'15→'16の減少から回復の見込み
PS4が支配
・XboxOneの2倍の規模を持つPS4が市場を支配
・2016年末時点でPS4は5,300万台、XboxOneは2,760万台の普及
・PS4の売上高は178億ドルで全体の51%を占め、次ぐXB1は91億ドル(全体の26%)のシェア、3DSは26億ドル(8%)で3番手に
デジタルビジネスで遅れる任天堂はスイッチで向上
・16年にデジタル販売全体の5%(3.97億ドル)だった任天堂はスイッチの発売で18年に再び増加に転じると予想
・対照的にソニーとMSは大幅に増加し、ソニーは17年には50億ドルを突破する見込み
https://technology.ihs.com/590493/sony-dominates-2016-console-market-with-57-share-of-world-market-value
再び玉座に戻ったPS。
ソニーハード好調は日本のユーザーにとっては国産タイトルの活性化にも寄与していると考えられます。
また国内では体感しにくい携帯機の縮小も顕著。
やはりVita後継機は難しいのか…。