低迷する売上高に円高から巨大営業外費用
任天堂が平成28年度第1四半期決算短針を発表
売上高:619.7億円(前年比 -31.3%)
営業利益:△51.3億円(前年 11.5億円)
経常利益:△386.7億円
四半期期純利益:△245.3億円
売上総利益は305.3億円(前年 426.9億円)
為替差損が350.0億円
【ハード/ソフト販売】
(期間 16年4月1日~6月30日)
●WiiU
ハード販売 22万台 (前年同期 47万台)
ソフト 468万本 (前年同期 455万本)
●3DS
ハード販売 94万台 (前年同期 101万台)
ソフト 847万本 (前年同期 792万本)
※3DSのバージョン別販売
new3DS: 8万台
new3DSLL: 59万台
3DSLL: 1万台
2DS: 24万台
3DS: 2万台
主なソフト販売
アミーボ):フィギュア型が170万体 / カード型130万枚
通期予想
3DS ハード500万台 / ソフト5,500万本
WiiU ハード80万台 / ソフト1,500万本
【地域別売上高】
日本:171.5億円 (前年同期 252.0億円)
米大陸:264.1億円 (前年同期 392.6億円)
欧州:158.4億円 (前年同期 216.0億円)
その他:25.7億円 (前年同期 41.6億円)
https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2016/160727.pdf
https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2016/160727_3.pdf
ソフトウェア販売数は若干の増加を見せたが、売上では95.9億円の減少。廉価版の投入などで活性化を図っているが世代の末期感が強い。
WiiU本体の出荷制限でハードの売上が194.5億円の減少。
全体では3割減少。
IP活用とスマホの新事業は7.2億円ほど増加しているものの、本業の減少を埋めるには数百億円の規模まで伸びる必要がある。
為替影響がなくともかなり厳しい状況。
これ以上売上が下がると人件費などの固定費が重くのしかかる。