4期連続営業増益と好調なカプコン辻本春弘社長に
「5期連続増益に秘策はあるか」と題した東洋経済のインタビュー記事。
辻本社長の発言は全体的に慎重・保守的な内容で、過去作の現行機移植など最近のカプコンの動き通りの内容。
以下概要
■2016年度総括
・16年度は100%満足ではないが増収増益で合格だと思う
・しかしバイオとモンハンは計画未達。バイオは出荷を慎重すぎ、モンハンは期間が短くDL版不具合も影響、今期は2作品とも好調に推移
■デジタルへ変化する販売への取り組み
・デジタル販売で2つの取り組み「過去作の移植」と「マーケティング」
・マーケティング分野は数年来強化。地域別の使用言語などから言語の追加などに利用。プレイ状況から難易度調整などに活用
■PSVR Switchについて
・PSVRは今年本格的に量産・出荷が進む
・スイッチは世界的に好調
・スコーピオの発売もあり市場の盛り上がりを予想
・スイッチは本体へ関心は高いが、ソフトで何が求められるか理解する必要がある。VRについても同様で状況を見て対応
スイッチに似た例として、「ニンテンドーDS」のときも、2画面という独自の機能に対する懸念が強かったが、それを覆して爆発的な売れ方をした。ただ、それは任天堂自身がその機能を生かしたゲーム展開を行ったからで、初期段階のほかのゲームはなかなか売れなかった。これは「Wii」のときもそうだ。
結局、ゲーム機の特性にフィットしたゲームを出さないと見向きもしてくれない。VRに関しても同じことがいえる。今現在、多種多様なVRゲームが出ているが、ユーザーに評価されているものはほんの一部だ。
■休眠IP復活は課題多い
・マブカプ新作はマーベル社との判断。休眠タイトルの復活は進めたいが課題が多い
・既存作品に加えて開発となれば人手不足なのが実情
http://toyokeizai.net/articles/-/173037
ちなみに2017年3月期の実績は以下
バイオ7: 350万本(計画 400万本)
モンハンXX: 170万本(計画 200万本)
モンハンX: 100万本
バイオ4・5・6移植:期中合計 280万本
DLC売上比率:31.5%
2017年度の計画は、日本地域が前期実績から120万本減の350万本、欧米は650万本(前期 380万本)で、
デッドライジングなどの海外市場で強い新作が噂されています。
バイオ7は
メタスコアが現在86で評価も高く、今の路線を継続しても良さそうな雰囲気。
またスイッチへの慎重な発言は珍しい。
バイオハザード7 レジデント イービル グロテスクVer. 【CEROレーティング「Z」】
カプコン
プラットフォーム : PlayStation 4
2017-01-26
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