任天堂の山内溥元社長が死去 85歳
任天堂元社長で、同社を世界的なゲーム機メーカーに育てた山内溥(やまうち・ひろし)氏が19日、肺炎のため京都市内の病院で死去した。85歳だった。
中略
1927年、京都府生まれ。49年、家業のカルタ製造を継ぐ形で山内任天堂(現任天堂)に入社し社長に就任した。早くからハイテク玩具の成長性に目を付け、83年に家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」を発売した。同機のヒットを期にハード・ソフトからなるゲームビジネスに本格進出し、同社を世界企業に育て上げた。
53年間の社長在任を経て2002年に相談役に就任。筆頭株主として任天堂への発言力を維持しながらも、表に出ることはなく後進の育成につとめた。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASHD1901A_Z10C13A9000000/
清濁併せ呑んだ昭和のギラギラした時代の証人がいなくなってしまった
横井軍平や宮本茂といった任天堂を支える人物を見出した80-90年代の中心人物でした
率直に言って、いまだにどうしておもしろいゲームソフトができるかということは、世界中の誰にもわかりません。だからこそソフトウェアという言葉が非常に重みを持ってきているのでしょうね。(中谷巌著『日本企業復活の条件』東洋経済新報社、1993年)
山内語録
http://crossing.blog.eonet.jp/blog/yamauchi.html
ご冥福をお祈りします