『「モンスターハンター:ワールド」はPS4の普及を加速するか』と題したエース経済研究所 安田氏記事が公開。
内容は「モンハンW」発売が国内PS4にどのような影響を及ぼすかという思考実験なのですが、結論はいつもの安田氏らしくSIEJAの徒労に終わるだろうというものです。
以下概要
・普及速度はPS3程度の国内PS4販売は不振を極める状況と言える
・SIEは国内据置市場の冷え込みを予見し日本市場を軽視
・トレンドを変えるためにFFDQなどサードAAA作品を支援/囲い込みをした
・エース研的にサード大作誘致がハード販売を上昇させる考えは迷信
・FF15,DQ11が傾向を変えられない中でモンハンWが発売される
・SIEJAはモンハンが3DSを牽引したと盲信しているが3DSの成功は「形仮説」に則ったもの
(注:安田氏提唱のハード形状がヒットに影響するという説)
・MHWの発売でもPS4が改善できなければSIEJAの「一家に一台」は絵空事に終わる
・またカプコンは海外市場を目指してMHWを据置機で展開するため海外で成功しなければ目標を達成できたとは言えない
http://jp.gamesindustry.biz/article/1710/17102701/
例によって国内市場に限定し、自社タイトルがソフト出荷数の過半数を占める任天堂機を主眼にした内容。
ソニーと任天堂の決算から直接的な市場の喰い合いはあまり無い事が想像でき、共存しているようにも見えます。
安田氏のゲハ的な視点も興味深くはありますが、客層の全く違う2社で共栄の道はないのでしょうか。
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