Switchの総合プロデュサーを務める小泉歓晃氏に4Gamerがインタビュー
初動におけるSwitch成功の分析や、来年以降の展望も明かしています。
以下概要
・Switchは想定以上の推移、コンセプトが顧客に正確に伝達
・伝わったのは「何時でも何処でも誰とでも」のシンプルさ
・10代後半-20代前半の任天堂の苦手な層が購入、「誰かと遊ぶ」が世代に迎合したと予測
・起動の速さにはこだわり
・2人で遊べるJoy-Con標準装備も好評、対応するソフト開発に即コンタクトを取った
・独立系の開発も開発環境の柔軟さで集まる
・従来の据置機は「バカンスとの戦い」で、携帯機は旅行に連れて行ってもらえた。Switchは持ち運ぶことができる
・3月の発売から年末の商戦期までの間に多様なソフトで遊びを示した
・ソフトメーカーとのやり取りも濃密に行っている
・ソフトの息切れについては自社IPもまだ多数残存、サードも出すと期待
4Gamer:
これだけたくさんの主力級ソフトが出ると,来年以降の息切れが心配ですが。
小泉氏:
息切れはしないように編成をしています。任天堂のIPもまだまだ残っていますし。また,ハードの使い方を研究されたソフトメーカーさんがたくさん出てくるでしょうから,そこにも期待しています。
・スマートデバイスとの共存を意識し、親世代へのアプリも提供
・品薄については6月発表の通りでマリオデが皆さんに遊んでもらえるように各方面にお願いしている
・マリオオデッセイは驚くほど瑞々しい体験になっているぜひ外で遊んでほしい
http://www.4gamer.net/games/368/G036836/20171018071/
発表当初はWiiUの不調を引きずるかと思われましたが、Switchは小泉氏も指摘する適切なタイミングでのソフトの発売で販売を軌道に乗せています。
とはいえ黄金期のWii/DS時代にはまだ届かない台数。
新たな携帯機の投入か、Switch単独で据置+携帯の両方の需要を飲み込んでさらに大きな市場に育てることができるか注目です。
Nintendo Switch スーパーマリオ オデッセイセット
任天堂
プラットフォーム : Nintendo Switch
2017-10-27
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